
一店逸品運動で活性化
同商店街はJR青森駅から直線880メートルのアーケード街を中心とする広域型商店街で、「青森の顔」ともいえる代表的な老舗商店街。 一店逸品運動は各店がその店ならではのえりすぐりの「逸品」をお勧めする活動で、狙いは逸品の発掘、新商品・新サービスの開発、接客技術の向上などにより「個店」を元気にし、商店街全体を活性化すること。同商店街振興組合の青年部が各地の商店街の類似の取り組みを視察する中で、コンサルタントの指導を得ながら実情に合わせアレンジして03年度からスタート、06年度は49店が参加している。 同運動では研究会や作業部会、内覧会で参加各店の「逸品」を発掘・開発、チラシ・カタログを制作して宅配や新聞折り込みでPR。一般消費者にアピールするお披露目として「逸品フェア」開催や「お店回りツアー」を実施している。PR手法もホームページやブログの活用、ケーブルテレビによる紹介なども取り入れている。 福祉対応型事業も積極展開こうした取り組みを通じて、店舗演出の工夫、商品政策(マーチャンダイジング)の見直し、接客技術などが向上、「お客さまと参加各店の距離が確実に縮まり、来店増、売り上げ増に貢献している」(成田雄一青森市新町商店街振興組合理事長)という。個店の商店街事業への参加が促進され、店同士のコミュニケーションが醸成されたのも成果。
若手の人材育成が結実青森市新町商店街では、1977年にアーケードを大改築したものの、その前後から大型スーパーの郊外出店、魚市場の閉鎖、病院・図書館・農協など公共関連施設の郊外移転、青函連絡船の廃止などの影響で歩行者数が減少を続けた。これに危機感を持ち、青年部など次代の商店街を担う「若手の人材育成に力を入れた」(成田理事長)ことが活性化につながり、「人と緑にやさしいまちづくり」をコンセプトとする商店街づくりに結実していった。 目下の悩みは、複合施設が立地する駅寄りの街区に人出が集中する傾向にあること。2010年の新幹線開通、寂れがちな善知鳥(うとう)神社周辺の再開発計画を機にバランスのとれた商店街にもっていくことが課題といえる。 青森県青森市 青森市新町商店街の概要
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