
夢駅伝やウィンターフェスティバルを開催福島県郡山市の中央商店街は2004年3月の道路の高質化により拡幅、電線地中化、御影石舗装などが完成、これを機に愛称を「なかまち夢通り」に変えた。コンセプトは「エレガントでダンディーな街」とし、かつての食品、日用品中心の商店街からの脱皮を図っている。同商店街は奥州街道の宿場町から発展、商店街としては中心に位置する百貨店の「うすい」を中心に発展してきた。 しかし郊外型量販店の進出が続き、マイカーでの買い物が増える中にあって、幅9メートルの道路では買い物客に敬遠されるのもやむを得ないところだった。
ハード事業での失敗もあり、現在では「イベントによる活性化を目指している」(本田誠司事務局長)。主催するイベントは江戸時代から続く「花市」(8月12日)、06年から始まった「まちなか子ども夢駅伝」(5月27日)、07年正月の「初夢コンテスト」、復活した「ウィンターフェスティバル」(11月第一日曜日)など。このほかに「うねめ祭り」(8月)、「秋祭り」(9月)、「よさこい踊り」(5月)、「アグリ市」(11月)などの会場になっており、夢通りに行けば楽しい時間が過ごせるようになった。 夢がかなう商店街
しかし成果はまだまだ。人出は定点観測で落ち込んだときから比べ2倍に増えているが、十分とはいえない。「夢通りで夢がかなうイメージが定着すれば・・・」(齋藤委員長)と期待を寄せる。今後は「これまでの取り組みを踏襲してアイデアを共有し、新たなイベントを創出すること」(同氏)と覚悟を決めている。 「うすい」とともに育つ郡山市中央商店街は中心に位置する百貨店「うすい」とともに育った商店街であり、うすいの集客イコール商店街の集客だった。そのうすいが再開発で新ビルに入り、ブランド品中心に変わり、商店街も美容院やブティックなどが増えてきた。その分、かつての食料品や日用品を商う商店が減っており、商店街の性格が生活通りなのかファッション通りなのか特徴づくりが難しくなっている。 高質化が完成し、道路は整備されてきれいになり、ブランドショップが並ぶうすいの前では東京と遜色(そんしょく)ない街並みになっている。福島県内で一番のファッション街になったことは間違いないが、半面で日用品、食料品などを求める客が離れていくという弱みを持つことになっている。 福島県郡山市 郡山市中央町商店街の概要
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