
市街地活性化組織(TMO)を設立大型ショッピングセンターの進出が相次ぐ中、駐車場確保がネックで、徳島市街地の商店街は苦戦を強いられている。1998年の高速道路網整備もあり、バスなどで京阪神に買い物客が流れ、購買力の減少に拍車をかけた。 市内中心部20の商店街は98年に「徳島市中心市街地活性化推進協議会」を立ち上げた。徳島市に同協議会が市街地活性化組織(TMO)となる要望書を提出したが認められなかった。このため、徳島商工会議所を中心に01〜03年の3年間にアンケートを実施し「顧客の声を聞く」目的で意識調査を行った。その結果、街づくりの人材や組織が不可欠と感じ「街づくり応援団」を設立。04年2月にフォーラム「街づくり共同体オープンスタジアム」を開催した。
籠屋町と隣接する東新町の10の商店街が「しんまちまちづくりユニオン」を結成し、パラソルショップの運営やカウントダウンなどイベントを行っているのをバックアップしている。駐車場対策として「2時間駐車無料券の発行を現在検討中」(濱永博之籠屋町商店街振興組合理事長)。06年11月からはポイントカード「眉山カード」をスタートした。 市民主導のイベント商店街のすぐ近くに新町川が流れており、JR徳島駅から商店街への導線を確保するために川周辺の整備が求められていた。徳島市は89年に新町川水際公園を整備し、それ以降NPO法人「新町川を守る会」が川の清掃ボランティアを募ったり、川中にあるひょうたん島を巡る周遊船を無料運航するなどの活動をしている。96年には新町川公園の対岸に約350メートルの木の遊歩道「しんまちボードウォーク」が完成した。
市民活動団体と商店街との連携毎年8月の阿波踊りの開催時には100万人を超す観光客が徳島に集まる。周辺の阿波おどり会館や眉山ロープウェイを含めた、にぎわい創出が不可欠。さらにNPOなどの団体と商店街と密接な結びつきがなく、連携した活動が求められているのが実情。そこで昨年6月から今年3月にかけて「まちづくりコーディネーター」を活用し、各種事業の展開や市民活動団体と商店街を結ぶ役割で活動している。「期間終了後も、継続の方向で検討」(同)と前向きな取り組みが期待される。 徳島県徳島市 籠屋町商店街の概要
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