
個々の努力も大事
関東圏を結ぶ東京・長野間を往復する長野新幹線、群馬や新潟など隣県をつなぐ在来線などがある。加えて、長野電鉄やしなの鉄道の始発駅でもある。鉄道のほかにも車、バス、タクシー、自転車などで多くの人が集まる。この善光寺口にある長野駅前商店街は、約500店舗がひしめく。 その商店街の活性化と情報発信に努めているのが、協同組合「長野駅前商店会」だ。組合員103店、賛助会員55店が参加。同組合の内藤正弘理事長は「客の満足感や売れ筋を見つける個々の努力も大事」という。イベント、研修会、視察旅行などに尽力してきた。 集客はイベントで特にイベントは会員の協力により手作りで、盛り上げてきた。春はゴールデンウイークに、駅から善光寺までの歩道や参道が、多くの花々で彩られる「花フェスタ」に参加。約27万人が訪れ、商店街も人であふれる。
秋は10月に「ちとせアート&クラフトフェスタ」で、手作りアートを展示するほか、もちをついてふるまう。冬の夜は、ちとせ公園や各商店がイルミネーションで美しく飾り付け、年末の「どんどんセール」福引き抽選会を盛り上げる。また2月は複数のタレントをよび「冬の祭典」としてテレビ信州で5時間の生放送をする。話題の店舗紹介や信州の健康料理、歌、笑いが満載。昨年、ちとせ公園には2万5000人の観客が詰めかけた。 内藤理事長は今後、発展のために「商店会のリーダーを育てて発掘したい」とセンスの鋭い若者に期待をかける。また05年に、自分の店を開きたいと創業を目指す5室のチャレンジショップ「駅前塾創業長屋」をオープン。同商店会ビル内で輸入玩具、アクセサリー、オリジナルTシャツなど販売している。 若い人が集まる商店街「善光寺に至る中央通りが老舗とすると、当商店街は新しい人が集まるように店つくりしている」と、内藤理事長は言い切る。創業長屋のほかにも、SOHO(個人事務所)10室を貸し出し、次世代の経営者を育成している。 洗練されたつくりの飲食店や、ファッション関連店でも、客に対応して20〜30代の経営者が多い。また、たくさんの中学生、高校生も客としてブランド品を買って行く。おしゃれな街の証拠に美容院は30店舗もある。 今年は国宝善光寺の本堂再建300年の節目。同時にNHK大河ドラマ「風林火山」が始まり、長野県を訪れる観光客の増加が見込まれる。同商店会でも理事15人が毎月集まり、ビジネスチャンスを生かそうと、催し物や議題を熱く話し合っている。 長野県長野市 長野駅前商店街の概要
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