
若手組合員を中心ににぎわい演出山口県の東の玄関口、岩国市。人口は約15万人。米海軍海兵隊岩国基地のある街として知られる。JR岩国駅の1日の平均乗降客数は約1万3000人。駅前には三つの商店街があり、中でも手づくりでにぎわいを創出しているのが岩国市中通商店街だ。組合発足は1970年10月。理事長職は原則として40歳代で2期4年までと定め、若手の新しい発想で集客の工夫をしている。 中通商店街振興組合は90年から積極的に、国や県、市の商店街活性化事業補助金を活用し、活性化策を講じた。補助金総額は判明分だけで約4500万円。ほかの商店街にくらべ額は少ないが、組合が団結、地味ではあるが、手づくりでにぎやかさをプロデュースする。 ホームページ(HP)で千客万来00年4月、商店街ホームページ「ウェブまりふ」を立ち上げ、今でいうネットカフェ的なものを実現。01年にはITツールを活用した市民参加型の「マリフドットコム」を開設した。02年6月には、マリフドットコムで商店街の商店から出品された品物を集約し、店舗とネットで販売を始めた。
まとまりの良さが武器現在の中心顧客は50代の主婦層が多い。発展のためには10〜20代の若年層を引きつける必要がある。駅前というターミナル性と専門店が多く量販店にない品ぞろえも魅力だが、少し業種のバランスが悪い。カジュアルショップやファストフード、美容院、書籍・文具店など多様化する顧客の生活シーンにあった店舗構成が望まれる。 このことは組合でも課題としており、主張する店舗づくりや品ぞろえの工夫、接客サービスの向上、空き店舗対策など、常に現状打破を模索している。会員店舗から出る生ゴミを利用した低農薬野菜の販売、美観向上、パトロールなど、明るく、安全に、快適な買い物を楽しめる商店街づくりを目指す。「組合のまとまりの良さが自慢」(村上理事長)と予想外の秘策が飛び出しそう。 山口県岩国市 岩国市中通商店街の概要
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