
人に優しい街並み作りに着手経済産業省の「がんばる商店街77選」にも選ばれた本郷商店街振興組合理事長高山郁雄氏は「(観光施設など依存する施設が何もないから)商店街の景色だけはしっかりと作っていこうとやってきた」と話す。道内でもいち早く歩行者に優しい街並み作りに着手、初のショッピングモール化を実現した。 1975年ごろに3年間という歳月をかけ商店街の通りを再整備した。まず対面通行から一方通行とし歩道スペースを拡張、花壇を設置したり、街路樹を埋めたりと花と緑のある商店街を構築した。ロードヒーティング化を実施、積雪の際も支障なく通行できるようにした。 年6回のイベントが活性化の原動力
高山理事長は商店街は「地域住民と商店街の人と人のつながり。地域住民に商店主の顔が見える商店街ということを大事にしていきたい」と話す。確かにイベントの運営だって商店の意識もさることながら、地域の協力なしには成し得ない。
また商店街と地域住民のコミュニケーションツールとして「本郷かわら版」を発行したり、無駄に動いている車を減らそうと関東以北では初めて、カーシェアリングを展開したり新機軸を相次いで打ち出し、新鮮さを維持している。 何もないがゆえに新規性を大事に「本郷通商店街」はJR札幌駅から少し離れた郊外にある。本郷通商店街はもともと同地区を開拓した宮城・白石藩出身の長浜萬蔵氏が住宅地とともに商店街を作ろうと、いわば「意図的に作った商店街」(高山理事長)。それだけに依存するものが「何もない」(同)という。 確かに札幌市中心からは外れており、地下鉄は通っているが、観光施設はない。大企業もほとんどない。何もなかったゆえ、「歴代の組合理事長は危機感を持って商店街の運営に当たってきた」という通り、商店街のハード面、イベントなどソフト面では手を変え品を変え、新規性を大事にしてきた。今後は商圏の拡大を狙い、リサイクルショップなど若年層にも支持される新規の店舗を積極導入したい考えだ。 北海道札幌市 本郷通商店街の概要
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