
![]() 花輪新町商店街 |
近代化事業でアーケードとカラー舗装鹿角市は秋田県の北東部に位置し、1972年4月に3町1村が合併して誕生した。このため同市の商業地集積状況は旧町村を単位に分散している。鹿角市花輪新町商店街(山崎敏雄理事長)のある花輪地区は三つもの商店街があり商業集積が高く、中でも飲食・サービス業のウエートが高い。 隣接する大町商店街がいち早く近代化し、買い物客が吸引されたため、89年にそれまでの新町振興会を解散し、新町振興組合を設立した。近代化事業実施計画、個店の改造計画などを策定し、「食と遊びと手作り街」をコンセプトにして、ソフトとハード事業を進めることにした。 91年度から始まった近代化事業を締めくくる事業として、96年度には延長約300メートルのアーケードの建設と歩道のカラー舗装化が実現した。商店街に来る人が雨や雪に影響されることなく、気軽に買い物ができるようにした。 アーケードは国内では珍しい試みとしてソーラーを利用し夜間には12の星座が輝く工夫をしており、またカラー歩道は昔の遊びのケンケンパと十和田湖、八幡平、ストーンサークルをデザインし、買い物客が楽しみながら歩けるように工夫した。商店街の愛称も「キララしんまち」を取り入れた。 長所・多彩なイベント
4月から11月までは毎月大きなイベントがあり、06年からは市内全商店街が参加する「3・8店頭市」も始まった。「イベントを行うと、どこからこんなに人が集まるのか」(切田利明専務理事)と目に見えて効果があることを強調する。 お年寄りに優しい街づくりもう一つの特徴は高齢者へのサービス事業に力を入れていること。65歳以上(現在は60歳以上)を対象に、高齢者優遇カード(すこやか会員証)を発行している。近隣の商店街など54店が参加し、参加店ごとに割り引きなどの独自の特典が受けられる。 また天然トルマリンの入った高齢者優遇カードの裏には生年月日、緊急時の連絡先、かかりつけの病院などが記載でき、外出中に万一の場合でも即応できる。加入者は350人。ただ「高齢者優遇カードの加入者の伸びないのが課題」(同)。「年寄りと見られる」「使わない」などが理由と見ており、加入者増に何か手を打つことを模索している。 これまで多くのイベントをしかけ、小さいながらけん引役として頑張ってきたが、高齢化や人口減で購買力は落ちてきた。「今後はさらに地域密着を高め、ポイントカードや高齢者優遇カードを一つの道具として使い、また他の商店街と組んだイベントを行い、活気を再び呼び起こしたい」(同)と話している。 秋田県鹿角市 花輪新町商店街の概要
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