
ブランドによりかからず、進化する街
ただ元町ショッピングストリートは、そのブランド力に寄りかかっているだけではない。商店街の中にトラックが入ると通行客の迷惑となるため、商店街で初となる共同配送を実施。トラックが入らないようにし、環境や交通面に配慮している。さらに、商店街をPRするために、新商品や店舗情報を掲載したフリーマガジン「元町シーン」を刊行。客足を落とさないための新しい仕組みを常に生み出し、実施している。 ほかの真似はしないというナンバー1の街を誇りに元町のモットーは「ナンバー1の街」だという。大型店の進出をものともしない全国でも珍しい商店街を支えているのは、圧倒的なブランド力だ。そのブランド維持の背景には、発展に向け努力する街の姿がある。 近隣にはMM21地区や大型デパート、商業施設が存在するが、その中であおりを受けず生き残るだけの体力が元町には備わっている。元町SS会の山田義人事務局長は「ファッションが中心の街。影響は受けていない」と言い切るほど。 客足が途切れない商店街と衰退傾向にある商店街の違いは何か。答えを求めて年間30〜40の団体が視察にやってくる。答えは「ほかのまねはしないこと」(山田事務局長)という。元町のように、そこにしかないものを求めて来る客の増加が、商店街の活性化につながっている理由だ。 ただブランドにあやかるだけではなく、今後も発展を継続するために次なる一手を講じていくという。常に顧客の視点から、新しい策を打ち出す。毎回、訪れた客に新鮮な魅力を提供できるように、街を上げて検討中だ。 圧倒的なブランド力と後押しする交通の利便性元町ショッピングストリートには靴のミハマ、バッグのキタムラ、パン屋のポンパドールといった全国的な有名店の本店が軒を連ねている。圧倒的なブランド力でほかの追従を許さないほど、買い物客を引きつけている。70年代後半から80年代前半にかけて、近隣のフェリス女学院大学の学生が元町で買いそろえたアイテムが話題となり、全国的に広がったファッションブーム「ハマトラ」を発祥した地でも有名。
神奈川県横浜市 元町ショッピングストリートの概要
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