
近郊農家との連携で新鮮な食材を市民に提供山形市七日町は江戸時代、毎月7日に市が立ったことにその名は由来する。今でも7に対する思いは強い。毎月7日の朝7時から商店主や従業員による街路の一斉掃除を45年ほど前から行っているが、この試みこそ商店街連携の原点という。 1989年に街路が整備され5年後の93年には通行量のピークを迎えたが、その後は景気低迷のあおりを受けて下降線をたどった。歯止め策として目を付けたのが家電量販店が撤退した跡地の利活用だ。イベント広場として借り受け集客に努めてきた。03年には山形市七日町土地区画整理事業によって「ほっとなる広場」が新たに誕生、年間80回のイベントを開催するなどにぎわいを創出している。
老若男女が集えるイベントを開催
このほかにも親子参加型のイベントや、7月と12月の第2土曜日に各店舗が営業時間を延長して行う「ほっとなるナイトバザール」などによって売り上げを高めている。これらの事業資金は年間約8000万円の収入がある駐車場経営などにより賄っている。こうした努力が実り05年からは通行量も上向いた。山形駅前から七日町に移転するブティックなどもあるという。中心街100円循環バスは高齢者や高校生に好評で、1日1200人が利用し、商店街の売り上げに貢献している。 商業と文化の中心地としての街づくり県庁は移転したが、市役所と市立総合病院が残っているのが強みだ。七日町通りは8月の花笠まつりのメイン会場でもあり、他にも老舗書店、映画館、県民会館などがあって山形における文化の中心地である。しかし大阪・御堂筋と同様に全国的にも珍しい一方通行の国道で、車の交通量が多い。違法駐車も少なくないため、なおさら車が込み合う。こうした環境は歩行者にとって好ましいとは言えず対策が望まれる。 定期的なイベント開催で商店街のイメージは向上した。そこでマンネリ化しないよう、イベントに少しずつ変化を加えている。「活性化に特効薬は無い。将来、絶対に必要になるという強い思いで、出来ることをコツコツとやり続けていくだけだ」(七日町商店街振興組合事務局)としている。 山形県山形市 七日町商店街の概要
|