
商店街振興組合がリーダーシップを発揮寺町通り商店街(三重県桑名市)は、毎月3と8の付く日に朝市「三・八市」を開催。各商店の店舗だけでなく、地域の農家や露店業者など約40店も通路いっぱいに出店してイベントを盛り上げる。8時ごろから13時くらいまで野菜や魚、和菓子などの食材や衣服などがずらりと並ぶ。多い時には一日約1万5千人が訪れるほどにぎわっている。 「○○さん、久しぶり」、「いつも買ってくれてありがとうね」と、三・八市では店主とお客のこうしたコミュニケーションがよく見られる。地域の人たちの買い物スポットとして根づいたのは、三・八市の企画を立てた桑名市寺町通り商店街振興組合のリーダーシップがうまく機能しているからだ。 同振興組合は2002年から勉強会を開いて活発に議論しており、水谷健理事長は「何が必要なのか、自ら考えて行動できるようになった」と手応えを感じている。専門のコンサルタントを招いて市場調査をしたところ、商圏は予想よりも狭い半径2キロメートルの範囲であることが分かった。より地域密着型を目指そうと、常に顧客の声を聞いて商品を充実している。 集客力に大きな影響を与えていた食品スーパーが廃業した時も組合が食品業者などにイベント出店を交渉。パン屋がなければ、パンを売る業者に出店要請するなど地道な営業努力を続けている。 イベントを拡充
振興組合は行政と協力して、市全体の街づくり計画の策定にも参加。市内小学生の社会見学、県外商店街の視察などを積極的に受け入れ、常にオープンだ。今後も、こうした商店街一丸の活動を続けていく考え。 歴史の風情ある商店街寺町通り商店街は三重県桑名市の旧市街地にあって、桑名駅からは徒歩15分程度。地区には桑名別院などの寺院が10カ所以上あり、門前町として発展してきたことから「寺町通り」と名付けられた。周辺にはショッピングセンターなどの商業施設が次々と出店した。後継者難や空き店舗対策など、ほかの中心市街地と同じように取り巻く環境は厳しい。
三重県桑名市 寺町通り商店街の概要
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