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人材活用の決め手 中小企業の大きな経営資源である人材について採用から育成までのポイントをわかりやすく紹介します。


人づくり応援 −事業を支える人材育成−

組織を強くするファシリテーション講座

第1回:ファシリテーションとはなにか

いつも会議や打ち合わせに忙殺されているのに時間ばかり浪費してすっきりと結論が出ない。あるいはプロジェクトを立ち上げたのはいいけれど、いまひとつメンバーの盛り上がりに欠け思ったような成果が上がらない。そんな悩みを抱える会社は多いのではないでしょうか?
 そうした問題を解決する一助になるのが「ファシリテーション」という考え方です。この言葉の語源である英語の動詞facilitateには、「促進する、支援する」といった意味があります。その名詞形である「ファシリテーション」は、広くいえば会議や組織運営、教育の場などで問題解決や合意形成、アイデアの創造などを促す活動全般を指します。会議という場に例をとれば、ファシリテーションとは参加者に発言を促し、意見をかみ合わせながら合意に導くための方法論といえるでしょう。

ファシリテーターの役割とは

では、具体的にファシリテーションの考え方を適用した会議とはどのようなものなのでしょうか?
 通常の会議では、議事を進行させるのは議長や司会者の役割です。それに対してファシリテーションの考え方では、場を活性化させる役割を担う「ファシリテーター」を置くのが最大の特徴です。
 ファシリテーターの役割は、単に段取りに従って会議を進行させることでも、意見を取りまとめることでもありません。あくまでも中立な立場から参加者の考えを引き出したり、議論の交通整理をして話し合いを活性化させることに主眼をおくのです。
 会議においてはメンバーの考え方の枠組みや思いがそれぞれ異なり、感情も関係性も常に変化しています。時には意見が激しく対立することもあるでしょう。あるいは参加者の意識が低く、積極的な発言もないまま場が停滞してしまうこともあるかもません。そうした個々の考え方や感情などが話し合いを通じてぶつかり合う中で変化し、新しいしい考えが生まれたり、対立している人とも一定の合意が形成されていくのが理想的な会議といえるでしょう。
 会議におけるファシリテーターは、参加者に質問を投げかけたり、議論の中身を整理していくことでそうしたプロセスを積極的に発生させていく役割を担います。この点においてファシリテーターはリーダーとは根本的に異なります。
 リーダーには結論を導いたり、意思決定をする役割を期待されています。そして、その決断に責任を持つ必要があります。それに対してファシリテーターは、いってみれば中立的な立場から「場を盛り上げる」ことに徹する必要があるのです。

ファシリテーションの持つ可能性

ファシリテーションは単なる会議の技法にとどまりません。プロジェクトや組織の運営にも応用できる考え方です。
 特にファシリテーターという存在は、組織の活性化や人材育成の視点からも重要といえるでしょう。意思決定を行い、方向性を示してメンバーを引っ張る「リーダー」とは異なり、メンバーから意見を引き出し、プロセスを活性化させるファシリテーターを置くことで組織から新しい力を引き出す可能性があるのです。

掲載日:2014年3月10日


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