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HOME > 経営をよくする > 人材活用の決め手

人材活用の決め手 中小企業の大きな経営資源である人材について採用から育成までのポイントをわかりやすく紹介します。


人づくり応援 −事業を支える人材育成−

強い組織をつくる講座

第2回:強い組織のための鮮明な戦略ストーリーとマネジメントサイクル

第2の要素「鮮明な戦略ストーリー」

いくら強いモチベーションに突き動かされた組織・人でも、その目標やゴールまでの道筋が見えていなければやがて疲弊し、熱は冷めてしまいます。余暇的スポーツや趣味ならまだしも、企業経営において「いけるとこまでいく」「手あたり次第」ということでは事業は継続しません。もちろん仮説・検証の繰返し、いわゆるPDCAサイクルをまわしながらではありますが、少なくとも「これで勝てるはず」という戦略ストーリーを組織が鮮明に描いていなくてはなりません。そして、その戦略ストーリーが現場の最前線、組織の末端まで行き届いているときに強い組織は生まれます。
 組織・計画には目的があり、その目的に合致した目標・ゴールがあります。そして、その目標・ゴールを達成するための道筋を示すマイルストーンを置きます。どういうプロセスを辿ってゴールに到達するのか、まずはその道筋を組織として採択しましょう。  仮説としての道筋をある程度イメージすると、今度はそのプロセスのアクションをより一層具体的かつ詳細に設計、明確化します。その際、必然的に時間軸と経営資源が検討対象になります。いつ、だれが、なにを、どのように実行するのか。どのように、とはつまり使う資源と方法です。自前でやるのか、他者を活用するのか、あるいはなにかツールを用いるのか、具体的に考えます。
 環境や市場の状況も考慮が必要です。競合や市場の成長性、自社の強み・弱み、世の中の出来事なども考慮して、勝つための戦略を鮮明にしていきます。そして、その戦略・戦術を実行するのに必要な人材資源は十分なのか、欠員補強はどうするのかというようなことまでイメージをして人的布陣を組みます。
 これら一連の戦略は、上述のとおり組織の隅々まで一貫した内容で浸透させる必要があります。それゆえに、語りやすいストーリーとして伝えられるものが好ましいのです。局所的な戦術にこだわりつつも、全体としてのストーリーが綻んでいる戦略をよく目にしますが、これでは強い組織をつくるには心もとないと言えます。

第3の要素「マネジメントサイクル」

鮮明かつ考え抜かれた戦略ストーリーも残念ながら完璧ではないでしょう。環境の変化や予想外の事態、思わぬ結果など、刻一刻と移りゆく状況に合わせてPDCA、いわゆるマネジメントサイクルを回すことこそが経営の本質と言えます。
 戦略ストーリーが現場の最先端まで一貫したものである必要があると同様、このマネジメントサイクルもまた、組織全体への浸透度によって組織としての強さが左右されます。本当に強い組織、継続的な成長を果たす企業は、上司と部下との上下間のみならず、横のマネジメントが機能している。すなわち、人事上の組織図や役職、年齢等に拘らず、同じ目的のもと集う者が互いに関与し合うのです。それぞれの持てる知見を共有し、力を出し合い、同時に競争もする。そういった行動を奨励し、組織文化にまで根付かせることができれば、自ら成長を続ける自立組織といえるでしょう。
 マネジメントサイクルのもう1つの重要な視点はそのスピードです。1年経てば経営環境は大きく変化する時代です。Plan→Do→Check(→Action)のサイクルは当然早くあるべきで、戦略と実行の微修正が的確で早いほど組織の成長確度は高まります。極論を言えば、昨日の反省を今日活かし、今日の仕事を明日改善すべきです。そのためには、Checkのモノサシとなる、戦略ストーリーにおけるマイルストーンを細かく設定することが重要になります。

掲載日:2013年6月10日


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