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HOME > 経営をよくする > 人材活用の決め手

人材活用の決め手 中小企業の大きな経営資源である人材について採用から育成までのポイントをわかりやすく紹介します。


人づくり応援 −事業を支える人材育成−

メンタルヘルス対策講座

第2回:メンタルヘルスケア(ラインケア)の基礎知識

「職場の人間関係」「仕事の質」「仕事の量」といったものが、職場のストレス要因の上位にあげられます。しかし、現実はこれらの要因のほかに家庭の問題、体調、恋愛問題など個人を取り巻くさまざまな要因が複雑に絡んでいるケースがほとんどです。 また、社会的な環境が心の健康には大きく影響します。長引く不況や高度情報化社会で醸成される漠然とした焦燥感や孤独感がストレス増幅の原因となり得ますし、教育環境の影響も考えられます。従来の理屈では対応が難しい「新型うつ」と呼ばれるような症状も顕在化してきました。
 そして、このたびの震災および原発事故がさらに追い討ちをかけました。親族、知人の被災による心身の痛みや余震への不安は勿論のことですが、それ以外にも、衝撃的な報道映像の連続視聴による心理的ストレスや交通・電力等社会インフラの混乱による物理的ストレス、さらには消費財の不足による家庭生活への影響などが直接・間接にストレスを急増させていることは間違いありません。

経営者および管理職は上述のことを踏まえ、自社の従業員が抱えているだろうストレスを多面的にウォッチし、早期に発見、予防する必要があります。「A君は自分が望んだ職務に就き評価もされているから、充実して仕事をしているはずだ」「わが社はアットホームな社風で、飲み会なども多く、職場への不満などが溜っているはずがない」と安心していては不充分です。
 ストレス反応は非常に小さなサインから現れます。ポイントを理解し、従業員の小さな異変=サインを見逃さないように心がけましょう。

ストレス反応の例

メンタル不調のサイン例

大企業に比べて中小・ベンチャー企業では、従業員ひとり1人が広い業務範囲に責任を持ち、また間接人員も少なく、管理職層のほとんどはプレイイングマネージャーで忙殺されています。また、“同期”や同世代など、本音で話せる同僚が少ないのも特徴です。それ故に日頃から正しいポイントを意識的にウォッチしていなければ、メンバーの些細なサインを見落としがちになります。
 また、「実はちょっと様子が変なことは薄々気付いていたが目を逸らしていた」ということが往々にしてあります。ぜひ、定期的に社内教育を実施し、それぞれが仲間の小さな“サイン”にアンテナを張り、経営者や他の経営幹部にそれが報告される風土と仕組みをつくっておきましょう。
 そしてもう1つ、予防において理解しておくべき重要な事実があります。すなわち、メンタル不調者の多くが「自分には関係ない」と自らも思い込み、周囲も「彼(彼女)は強いのでそんなことはあり得ない」と信じていたという傾向です。これが発見を遅らせ、事態を深刻化させます。この典型的な誤解による対応の遅れを少しでも防止するため、次回はセルフケアについて学んでいきましょう。

掲載日:2011年4月25日


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