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HOME > 経営をよくする > 人材活用の決め手

人材活用の決め手 中小企業の大きな経営資源である人材について採用から育成までのポイントをわかりやすく紹介します。


人づくり応援 −事業を支える人材育成−

次世代リーダー養成講座

第5回:リーダー育成における幹部の心得

「全然だめだ。見ていられない」
 次世代のリーダーを育成するプロセスにおける代表的なハードルのひとつ、それは我慢できないことです。

育成する側の我慢。新入社員や初級マネージャーの育成など、すべての階層の育成において同様の課題はあります。「自分がやったほうが早い」「忙しいので二度手間をかけられない」「失敗のリスクがある」など。しかし、経営リーダーの育成においては、影響の範囲・レベルが桁違いに大きいのです。そのため経営層としても、「育成の糧だから失敗しても仕方ない」と、そうそう簡単に割り切れるものでもないでしょう。

しかし、まさにこの覚悟ができるか否かが分かれ道です。創業社長が経営幹部に対して、「社長のオレと同じ立場でものを見ろといつも言っているだろう」と怒り飛ばしている姿をよく見かけます。しかし、それが難しいことは社長自身も内心わかっている場合がほとんどです。私財を投じ、すべての責任を負って起業した創業者と、雇われの身の他者とでは、圧倒的な差があることは致し方のないことでもあります。背負ってきた責任が違います。この違いはどうにも埋めがたいのです。

それは、リーダー育成にも当てはまります。だからこそ真のリーダーを育てるためには、権限とともに責任を委譲することが必要になります。一時的には経営にマイナスインパクトを与えることはあります。目の前の利益や業績と相反するケースもありますが覚悟が必要です。現リーダー(すなわち経営者)は、なによりも次世代のリーダー育成がもっとも重要な仕事だという認識でリスクをとる覚悟が必要です。成長のプロセスは人により異なります。「自分はこれくらいできた」「なぜ、こんなことができないのか」と自分を基準にリーダー候補者を断じてしまうことは厳禁です。

また、当然といえば当然ですが、次世代のリーダーを育てることができるのは、現在リーダーのみです。親を見て子は育つように、次世代のリーダー候補は現リーダーを見て育ちます。自らの姿が、数年後のリーダーにとって「なりたい」姿になっているでしょうか。尊敬の対象、憧れの対象になれているでしょうか。現リーダー、すなわち経営幹部の皆さんは、自分自身の日々の仕事の仕方、仕事に対する姿勢、メンバーに対する接し方などすべてにおいて範を示しましょう。もちろん、必ずしもすべてができている、などということは稀でしょう。しかし、少なくとも現リーダーがあるべきリーダー像になりたいと精進している姿を次世代リーダーは見ています。その必死にもがいている姿に、次世代のリーダーは憧れるのです。

掲載日:2011年3月28日


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