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HOME > 経営をよくする > 人材活用の決め手

人材活用の決め手 中小企業の大きな経営資源である人材について採用から育成までのポイントをわかりやすく紹介します。


愛される採用! −人材を採用する−

株式会社クオリティ・オブ・ライフ チーフプランナー 常見陽平

株式会社クオリティ・オブ・ライフ
チーフプランナー 常見陽平

【プロフィール】
常見陽平(つねみようへい)
人材コンサルタント、作家、大学講師

【経歴】
リクルートを退社後、メーカー勤務を経て現在クオリティ・オブ・ライフにてチーフプランナーを務める

【著書】
『就活のバカヤロー』(光文社新書)
『最強「内定」請負人 就活の答え』(講談社)
など、著書多数

あなたの企業が大切にしてきたことは何ですか?

ユニーク企業たちが大事にしていること

先日発売された「ケトルVOL.04」(太田出版)という雑誌で、博報堂ケトル代表取締役社長共同CEOの嶋浩一郎さんと対談しました。「こんな会社が大好き!」という企画でした。従業員30人以下のユニーク企業の大特集です。嶋浩一郎さんとの対談も大変楽しかったのですが、その対談の前に見せていただいた、各社のレポート記事が実に興味深かったのです。たくさんありますね、ユニーク企業。

例えば、ミシマ社という出版社は従業員数6人という規模でありながら、「超訳 古事記」(鎌田東二著)などユニークな本を発表することで注目を集めている出版社です。ユニークなのは本だけではありません。販促物の作製までユニークです。書店で見かけるPOPは社員が1人ひとり手書きでつくるのだそうです。書籍に挟まっている新刊案内などのニュースも手書きで、これは社内でコピーして折り込むとか。読者ハガキも手書きでつくっています。

企業における日常もユニークで、毎週、席替えがあるとのこと。これにより、毎週新鮮な気分になれるとか。さらには、ミーティングはちゃぶ台で行われます。ちなみに、この出版社、自由が丘の古民家が社屋だそうですよ。

この一連のユニークな取組みも、現場感覚、もっと言うと野生の感覚を大事にするための取組みだと解釈しております。

大阪の箕面市にある地ビールメーカー、エイ・ジェイ・アイ ビアもユニークです。彼らがつくる「箕面ビール」は、ワールド・ビア・アワード(WBA)において2年連続で金賞を受賞。2011年にはブリュワリー・インダストリー・インターナショナル・アワードで世界一のビールに選ばれました。

そんな箕面ビールの工場は、住宅街の中にあります。工場の入口には「立呑み処」という看板があり、できたてのビールを飲むことができます。もともとは自動車整備工場跡地だったとか。ここでは、その場で購入することも可能で、近所の方やファンが買いにくるとか。その場で飲むことも可能で、そんな人のために燻製たまごが50円で売られているそうです。

この世界を震撼させたビール会社ですが、大切にしていることは「丁寧に、まじめにつくる」ということ。輸出のオファーは丁重にお断りしているそうです。できたてを味わって欲しいという想いの現れでもありますね。

こんなワクワクする企業がたくさん掲載された雑誌「ケトルVOL.04」をぜひ手にとってみてください。

大切にしてきたことは何ですか?

このようにユニーク企業を紹介したり、優れた取組みをしている企業を紹介すると、必ず起こるのが「でも、ウチは違うから」という話になります。もっと言うと、成功するためのノウハウを紹介する際もそうです。企業でもそうですが、個人でもそうですよね。自己啓発本、成功本なんかを読んでも「それは、○○さんだからでしょ?」という話によくなります。「だったら最初から読むな」と言いたくもなりますが。

ここでいくつかご紹介した事例も、この雑誌で取り上げられている事例も、目立つ企業に寄っているなあとは正直思います。ただ、私がこの特集で感じたことは、企業として「何を大切にするか」これが明確な企業は素晴らしいなと思った次第です。企業は少し大きくなると、従業員がまとまらなくなったり、株主のことを極端に意識したり・・・。その結果、企業の方針がぶれていくこともよくあるわけです。気づけば、「何のために会社を経営しているんだろう?」と思うことも。

私がこれらの企業に注目した理由は、別にユニークな施策を行なっているからではありません。「何を大切にするか」に対して愚直であるからです。

「あなたは何を大切にしてきましたか?」

採用の面接、特に新卒採用において問われるのはこれです。このことを自社についても問いかけてみませんか?

掲載日:2012年2月13日


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