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HOME > 経営をよくする > 人材活用の決め手

人材活用の決め手 中小企業の大きな経営資源である人材について採用から育成までのポイントをわかりやすく紹介します。


愛される採用! −人材を採用する−

株式会社クオリティ・オブ・ライフ チーフプランナー 常見陽平

株式会社クオリティ・オブ・ライフ
チーフプランナー 常見陽平

【プロフィール】
常見陽平(つねみようへい)
人材コンサルタント、作家、大学講師

【経歴】
リクルートを退社後、メーカー勤務を経て現在クオリティ・オブ・ライフにてチーフプランナーを務める

【著書】
『就活のバカヤロー』(光文社新書)
『最強「内定」請負人 就活の答え』(講談社)
など、著書多数

貴社の内定式の意味は何ですか?

皆さん、こんにちは。常見陽平です。暑さ寒さも彼岸までとはよく言ったものですが、秋がやってきました。人事担当者の皆さんは10月1日付の異動、そして内定式の準備と忙しかったことでしょう。中には内定式をこの時期に行わない企業もあるかと思いますが。今回はこの内定式について考えてみたいと思います。

内定式の思い出がない

最初に私の話をします。私、自分の新卒の内定式について思い出がないんですよ。というのも、私の指導教官は大変厳しい方で、そもそも就職活動について異議を唱えていました。月曜の午後にあるゼミへの欠席は許さない、さらには内定式には行かないこと(行ってもいいが、ゼミを休むのは厳禁)というルールでした。特に内定式を休めというのは、学業を最優先させるだけでなく、企業になめられるなという意味からでした。これを徹底していました。

というわけで、私は1996年10月1日の内定式を欠席しました。結局、人事からも同期からも色々言われたわけですけど。そういえば、昨年の今頃、ベストセラー「若者はなぜ3年で辞めるのか」(光文社新書)の著者・城繁幸さんはTwitterで「内定式は途中で帰ってきた」という趣旨のツイートをしていました。そうか、城さんは出たんだ。私、行きませんでした。

人事になってわかった内定式の意味

内定式ボイコットから9年。2005年10月1日に私は、玩具メーカーに転職し、人事部に配属されました。お気づきかと思いますが、内定式の日です。しかも、その日は大手ゲームメーカーと経営統合してから初の内定式でした。初めて会う仲間と一緒に、初めて会う内定者を迎え、初めて会う偉い人たちに気を使うという初物尽くしの1日になりました。

その際、人事部スタッフたちが長い時間かけて学生を採用し、迎え入れた感激と責任を感じたものです。内定式では、経営者も含め社員たちが出会った感激、一緒に働けることの喜びを伝えつつ、期待することや、今後の企業の方針などを伝えます。その後、懇親会や研修があることも。単に内定者を歓迎したり、教育するだけでなく、社内を活性化させる意味もあるわけです。

特に最近では、内定式の後の研修を強化する動きも。これは内定式の前から始まることもあるのですが、毎月のように内定者に課題を出して提出させたり、何度か呼び出して研修したりと、内定者の即戦力化、ロケットスタート化をはかる動きもみられます。中には、内定者にインターンシップをさせたり、採用活動の応援スタッフとして巻き込むことも。

このように、内定式と一言で言っても、単なるセレモニーではありません。内定者だけでなく先輩社員にビジョンを伝えたり、組織を活性化したり、内定者の育成などの意味があるわけです。

さて、貴社が内定式をやる意味は何ですか?

こう考えたときに、貴社が内定式をやる意味は何でしょうか?そのプログラムは適切でしょうか?単にお互いの存在を確かめ合う場では意味がありません。トップの挨拶、内定者の決意表明、研修に懇親会。定番プログラムはいくつもあるわけですけど、それぞれの持つ意味は何でしょうか?そして、こんな時代の内定式に、トップは内定者、社員にどんなメッセージを投げかけますか?どんな研修をするべきでしょうか?さらに、懇親会は、単なる飲み会になっていませんか?

内定式は、内定者の人となりを理解する貴重な場でもあります。特に懇親会は情報収集のために有効です。内定者同士、先輩社員との会話の中から、面接では分からなかった素の部分を味わうことができます。ぜひ観察し、人物理解をしつつ、育成シナリオを考えましょう。

参加するのに意義があるのはオリンピックだけです。なぜ企業も学生も忙しい中、内定式をやるのか。そのプログラムは適切か。今一度考えてみてください。

掲載日:2011年10月 3日


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