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HOME > 経営をよくする > 人材活用の決め手

人材活用の決め手 中小企業の大きな経営資源である人材について採用から育成までのポイントをわかりやすく紹介します。


愛される採用! −人材を採用する−

株式会社クオリティ・オブ・ライフ チーフプランナー 常見陽平

株式会社クオリティ・オブ・ライフ
チーフプランナー 常見陽平

【プロフィール】
常見陽平(つねみようへい)
人材コンサルタント、作家、大学講師

【経歴】
リクルートを退社後、メーカー勤務を経て現在クオリティ・オブ・ライフにてチーフプランナーを務める

【著書】
『就活のバカヤロー』(光文社新書)
『最強「内定」請負人 就活の答え』(講談社)
など、著書多数

採用活動で考えたい「いい意味でワケあり」だということ

皆さんは食べログを使っていますか?飲食点のレビューサイトですね。ここでのスコアを参考にお店を決めている人も多いことでしょう。

別にケチをつけるわけではないのですが・・・。このレビュー、自分の行きつけの店の評価が低すぎると感じることはありません?友人はこんなことを言っていました。先輩と行きつけの店に行ったところ、一緒に行った若者が「えっ、このお店、食べログで3.18点ですよ」と言ったそうなのです。3点台前半のこの店が美味しいはずがないと疑っているかのようですね。実際は、彼らはとても評価している店なのですが。

気になったので、私も調べてみました。行きつけの店で、会食で使うと一緒に行った人から感謝され、みんなリピーターになる店なのですが、3.7点をこえた店は1つもないのですよ。でも、間違いなく美味しい店なのです。

もちろん、理由はなんとなくわかります。これは、「評価の罠」とも言える状態なのではないでしょうか。

本当は美味しいのに、評価が低い主な理由

評価が低い主な理由は以下が考えられます。

  • お店のメインターゲットではない顧客(つまり、明らかに嗜好や目的が違う顧客)が評価する場合、評価は低めになりがち。良くも悪くも認知され、本来のコア顧客じゃない人がやってきている。
  • 期待値が高かった分評価が辛口になっている。特に有名店、人気店、高い店、おしゃれな店、シェフが有名な店で顕著な傾向。
  • 有名店、高級店は味にシビアな人が行くので、評価が辛口になる。
  • クセの強い店、結果として熱烈なファンとアンチに分かれる店は評価が両極端になる傾向に
  • そもそものサンプル数が少ない

ちなみに、その友人は最近、あえて食べログでエリアやカテゴリ内50位のお店をまわっているそうです。

ただ、ここで考えてみたいことがあります。それは、普段行っているお気に入りの店はそれなりにワケありだということです。最高に美味いというわけではないのだけど気軽に入りやすい、毎日食べても飽きない、いつも空いている(≒人気がない?)から静かに話せるなど、すべてにおいて最高ではないのに魅力はあるわけです。国内旅行では最近、ワケありプランがむしろ人気とのこと。高級ホテルでも、海側ではなく山側の部屋なのでだいぶ安い、空いている日だから安い、などです。これらのプランのファンはいるわけです。

グルメサイトの評価には一種の罠があるように、中小企業にも採用活動で陥る罠がある

グルメサイトの評価には一種の罠があるように、中小企業にも採用活動で陥る罠がある

中堅・中小企業の採用活動が陥りがちな罠なのですが、「ウチは大手さんとは違って、強みがないんですよ・・・予算もないですし・・・」という言い訳が始まり、一歩前に踏み出せなくなることです。大手企業になる努力を具体的にしてないとするならば、それは言っても意味がないことですし、ビジネスパーソンとしては「私は素人です、すみません」と言っているようなものです。

別に「大手さんと同じこと」などは、求職者も期待していませんよ。そこで働き続けている社員がいるならば、その企業には何らかの魅力があるということです。十分、庶民に愛される街の食堂なのに、無理やり高級レストランを目指していませんか?

そもそも、「誰にでも愛される」ことは難易度が高いことなのです。そして、それは気を付けないと単なる八方美人になることも。ドラッカーではないですが、誰を顧客にするのかを考えたいところです。

あらためて、あなたの企業の働きがいはなんでしょう?それは、どんな人に最も支持されそうですか?ここに採用成功のヒントはあります。

掲載日:2011年9月 5日


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