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HOME > 経営をよくする > 人材活用の決め手

人材活用の決め手 中小企業の大きな経営資源である人材について採用から育成までのポイントをわかりやすく紹介します。


愛される採用! −人材を採用する−

株式会社クオリティ・オブ・ライフ チーフプランナー 常見陽平

株式会社クオリティ・オブ・ライフ
チーフプランナー 常見陽平

【プロフィール】
常見陽平(つねみようへい)
人材コンサルタント、作家、大学講師

【経歴】
リクルートを退社後、メーカー勤務を経て現在クオリティ・オブ・ライフにてチーフプランナーを務める

【著書】
『就活のバカヤロー』(光文社新書)
『最強「内定」請負人 就活の答え』(講談社)
など、著書多数

採用者も学生からしっかり見られていますよ

ソーシャルメディア時代がやってきました。Twitterや各種SNSで人と人がゆるやかにつながっています。ブログなどによる情報発信も盛んに行われています。Twitterをいつも覗いているのですが、人事担当者は匿名でいつも熱く情報交換をしています。ただ、これらの持つ力により、企業に関する負の情報もあっという間に広がる時代になったとも言えます。

「あの会社、ブラック企業だよ・・・」と言われたらどうしますか?

「ブラック企業」という言葉も流行し、ついには膨張しています。ブラック企業の定義は様々ですが、基本的には法令を遵守しているかどうか、労働環境がきついかどうかで分類するという考えを支持しています。これは、ブラック企業アナリスト新田龍さんの著書『人生を無駄にしない会社の選び方』(日本実業出版社)による定義です。最近では、法令を守っていても少し厳しい労働環境というだけで「ブラック企業だ!」という噂がたってしまいます。特に就労経験がない学生は、残業や休日出勤が世の中ではどれくらい行われているのかということに対する相場観がなく、少しきついという話を聞いただけでブラック企業と判断されてしまうものです。

皆さんもブラック企業だと噂されて困ったことはないでしょうか?

常に見られていることを意識せよ

ブラック企業からはやや話がずれますが、「あの会社は職場として面白くなさそうだ」「あの会社は人材不足に違いない」そんな噂もよく立ち、広まるものです。このような噂の起点は何でしょうか?実は、採用に関わる社員なのです。経営者、人事担当者、採用に協力する社員からも悪い噂は立つものです。

数年前、ある金融機関のセミナーが語り草になりました。社員に直接質問できるという趣旨のセミナーでした。当時から、このような社員との対話型セミナーは人気を集めていました。ところが、この金融機関のセミナーは大不評でした。何があったのでしょう?それは、このセミナーに協力した社員が、学生にとって魅力のない、疲れた社員だらけだったからです。いったい、どこでこんな人選ミスをしたのでしょう?

最近ではメーカーが不人気で、採りたい人が集まらないという声をよく聞きます。学生に聞いてみると、原因の一つは人材の魅力がないことでした。総合商社や広告代理店の社員と比べると、学生にとっては「話が面白くない」「地味」と見られてしまうそうです。

まず、採用活動に関わる社員の人選は入念に行うべきです。自社内で評価が高い優秀社員を出したつもりでも、学生にはまるで受けないことはよくあることです。もちろん、見栄えのいい人を投入しても、企業の実態と離れすぎていた場合は入社後のミスマッチにもつながるのでよくないですが。

また、採用に関わる人は徹底的に自社に詳しくなりましょう。特にマーケットシェアや、独自の技術などに関する情報には詳しくなるべきです。学生から質問を受けた際に、しどろもどろになってはいけません。

服装やマナーにも注意です。学生にとってかっこいいオトナでなくてはなりません。ここがだらしない人は採用活動から外すべきです。あるいは、徹底的に意識を変えさせるべきです。そして、自社の魅力、仕事の魅力を熱く語れるようにしておきましょう。その際は、「社長に惹かれた」「ビジョンに共感した」などの熱い理由の一方で、「○年間増収増益」「○○地域において、このカテゴリーでシェアトップ」「財務状況がいい」など、客観的な事実も伝えるべきです。

また、選考上で不信感をもたれないようにもするべきです。例えば、圧迫面接は基本的にはやらない方が無難です。これでは精神的な強さなど分かりません。嫌な思いをさせるだけです。それこそ、ネット上で悪い噂としてあっという間に広まります。また、内定をすぐに出すのも避けたいところです。ちゃんと選んだという印象が学生にまるで残りません。それこそブラック企業だと誤解されます。

企業は、そして採用に関わるものは見られているという意識を持ちましょう。逆に言うと、常に誤解をうまないように、当たり前のことを当たり前にやりきっていたら悪い噂対策は簡単です。

掲載日:2010年11月 2日


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