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(1)目標とした開発範囲 1)WEB上での展開図のサンプルデータ提供 (設計ですぐに使えるDXF形式のCADデータで) 2)WEB上でのサンプルデータの寸法変更 (お客さまが希望する寸法等を自由に入力してもらい設計データを作成する) 3)作成したデータのダウンロード (お客さまがWEB上で作成した設計データをDXF形式でダウンロードできる) 4)作成したデータで抜型を作成した際の見積 (お客さまがWEB上で作成した設計データで見積額を提示する) 5)お客さまがそのまま発注できる (見積がよければそのまま発注できること、つまり当社は受注合理化できる) 6)社内システムとの連携 (社内で使用する販売管理や生産管理のシステムとデータを連携させること) (2)システムの特徴 特徴は、WEBシステムの活用であり、社内システムとの連携である。そして、特に注目すべき点は、顧客企業との情報共有化のしくみが戦略的なことである。 具体的な情報共有の内容は設計データである。抜型製造を業務とする当社にとっては、CADで設計するため、設計データは必須である。一方、発注元である顧客企業も本来は、設計データは必須である。顧客企業が製品とするダンボールや印刷物は、箱やパッケージなどにするために製品展開図のカタチを抜型で抜き、その後立体加工する。ということは、顧客企業が必須とする製品展開図データは、当社の必須とする抜型製造データとほとんど一致するはずであるからだ。 しかし実際には、顧客企業から展開データをCADの設計データで送ってもらうことはほとんどなく、設計図面のFAXでやりとりしていた。理由は発注元の顧客企業にとってメリットがなかったからだ。設計データを企業外に出すことは危険であるし、下請の合理化のためだけにデータをやりとりする手間をあらたに発生させるのは非合理的だからだ。これがこれまでの業界の常識であった。 では、当社のWEBシステムを使った場合はなぜ情報が共有化できるのか。それは、起点が当社のサンプルデータになっているからである。顧客企業は、WEBのサンプルデータを元にして製品を起案していく。ゼロから発案するのではなく、多種多様なサンプルから選択できるため作成が早い。さらに、抜型のプロが作った実用性の高いサンプルであるため、事前のチェック項目が充実しており設計品質が高いなど、顧客企業にも大きなメリットがある。だから、顧客企業はこのWEBシステムの利用価値が高いと判断し利用する。そしてこの設計データは、当社のデータベースに記録されている。抜型製造の際は、このデータをデータベースから抽出し、その後の微調整を行えばよい。 つまり、顧客企業が便利になり使えば使うほど、当社は業務が合理化できるという戦略的システムなのである。なお、このしくみはビジネスモデル特許として出願済みである。