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元気印中小企業


鉄鋼業界でなくてはならない存在 [フジコー]

元気のひみつ
  • 業界初の技術を多数保有
  • 産学で光触媒技術を開発
  • 高齢者介護で地域に貢献

 フジコーは旧富士工業所として創業した1952年(昭和27年)に、当時不可能と言われていた製鉄に使われる鋳型の再生に成功した。溶鋼を注ぎ凝固させる鋳型は破損が激しく、廃棄処分が当たり前だった終戦直後から素材のリサイクルに挑んでいた。以来60年以上に渡って鉄鋼関連企業として業界で高い地位を確立すると共に、最近は光触媒と介護という新たな経営の柱を確立して業容を拡大している。

多くの独自技術

 フジコーには日本初、業界初と呼ばれる技術がたくさんある。鋳型修理以外では「高周波電流を使用した超高速肉盛溶接法」と呼ばれるロール・ローラー製造技術がその代表だ。今では「CPCプロセス」と呼ばれる独自の溶接法は、性質の異なる金属同士を接合させるもので、鋼鉄製の各種ロール・ローラー母材表面を硬金属で覆う。外層厚が数センチメートルと厚いのが特徴で、圧延ロールメーカーとして鉄鋼業界になくてはならない存在になった。
 最近は大きさや材質が異なる複数の金属材料を、摩擦熱を利用して溶接する大型摩擦溶接機も開発した。同溶接機はすでに市場にあるが、強度面から直径100ミリから300ミリメートルが主流。だが同社製品は同700ミリメートルまで対応する。同溶接機を使用すればCPCプロセスで製造する日産2本程度の圧延ロール製造が数倍可能になる。また「軸部はリサイクル材を使えば生産コストも下げることができる。(数千万円の)ロール価格を20%は安くできる」(山本厚生社長)と期待している。

光触媒技術を開発

 創業50周年を機に新規分野へ乗り出した。「技術開発センター」を設置し、九州工業大学や九州大学などと産学連携して光触媒技術の開発に成功したのだ。
 一般的に基材への塗布は溶剤を使う。だが光触媒が溶剤に埋もれ、密度も均一化しないため既存製品は効果が限られていた。同社製品は独自の低温高速溶射により高密度に密着する技術を開発。現在では医療や介護、畜産分野での殺菌のほか、産業界では脱臭や汚泥・下水処理に利用が進んでいる。2013年4月には9億円を投じて北九州市若松区に専用の「若松響工場」を建設。光触媒の被膜生成技術を応用した床・壁用タイルのほか、脱臭装置などの量産を本格化した。
 またこれら関連製品を活用した高齢者介護施設の運営も行っている。山本社長は「この街にお世話になった恩返しの意味もある。政令市で最も高齢化が進んでいる街でもあるので、介護事業も求められている」と新たな経営の柱に育てる計画だ。

光触媒応用製品を生産する期待の新工場「若松響工場」

光触媒応用製品を生産する期待の新工場「若松響工場」


Onepoint

利益度返しの取り組みも

 フジコーの社訓は「人生意気に感ずべし」。鉄冷えを経験した反省から総合エンジニアリング会社へと脱皮を図るとともに、新規事業にも積極的に乗り出した。特に光触媒技術を使ったタイルは、駅の構内や大学のタイルに活用されるなど普及が進む。「ものづくり日本大賞」を二度受賞するなどその技術は折り紙付きだ。介護事業も地域の役に立ちたいという思いから始めた。利益度外視の取り組みは地域で評価されており、さらなる飛躍が期待されている。

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企業データ

山本厚生社長

山本厚生社長

会社名 (株)フジコー
代表者 山本厚生社長
業種 複合金属・光触媒製品の製造販売
所在地 福岡県北九州市戸畑区中原西2丁目18-12
電話 093-871-3724

掲載日:2015年3月24日

福岡県

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