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元気印中小企業


鉄工から植物工場へ、技術と人材武器に変革 [日向中島鉄工所]

元気のひみつ
  • 信用第一で得意先拡大
  • オーダーメードで一貫体制
  • 変革と挑戦の組織作り

信用第一で事業拡大

 日向中島鉄工所は産業用自動化機械メーカー。主にオーダーメードで食肉加工や醸造、発酵関連機械などを設計、製作、据え付けまで一貫して行う。現在、顧客提案型企業を目指し、「変革と挑戦」する攻めの組織作りを進める。これまで培った技術力や人材力を武器に、オリジナル製品の開発も加速。新市場の創出に力を入れる。
 日向中島鉄工所は1969年に設立。島原俊英社長の父、故島原義海会長が創業した。創業当時は宮崎県の日向・延岡地区が国の新産業都市に指定。細島工業港が開港するなど、県外から進出企業が相次いだ時代だ。
 進出企業のプラント新設に伴う工事からスタートして、74年以降、新たに食肉加工や醸造、発酵関連メーカーから受注を拡大した。食品メーカーの安全、安心を第一とする生産設備の製作、据え付けといったノウハウを学んだことで、事業の中核を成す食品機械メーカーへと成長した。
 その成長のカギとなったのが、顧客と向き合う姿勢。創業当初から「24時間、仕事を引き受けます」「うちは鉄工業だけどサービス業だから」という創業者の信念のもと、信用第一に顧客と良好な関係を構築。県内外で得意先を広げてきた。

変革と挑戦で新市場創出に挑む

 こうした中、事業承継のため大手化学メーカーに勤めていた島原社長が99年に入社。01年に社長に就任した。食の安全、安心の高まりから法改正により食品機械の受注が伸び出したころだ。
 だがビジネスチャンスが到来した一方で、「ただ待っていれば仕事が舞い込んで来る時代は終わった」(島原社長)。そこで変革と挑戦の社内改革に着手した。設計力を高め、設備は社内で仮組み。不具合を調整して据え付け現場へ運ぶ。これにより工期を短縮、設計から据え付けまでの一貫体制を整えた。
 さらに組織的な営業体制を再構築した。大卒者を新規採用し、企画・開発力の向上と各種資格取得を後押しする人材育成に取り組んだ。地域活動では宮崎県北部地域の工業振興ビジョン作成に参加。この過程で新事業創出を目指す「次世代リーダー育成塾」を立ち上げた。
 この結果、12年に日向中島鉄工所は日之出酸素(延岡市)、地元農業者らと「ひむか野菜光房」(日向市)を設立。太陽光を利用して葉物野菜を生産する植物工場を門川町に完成し、農業分野に参入した。
 植物工場の栽培面積は約6600平方メートル、日産能力は8000株。農作業をシステム化、標準化したことで年間通じて生産物を安定供給できる体制を整えた。販路は小売店との直接契約で、九州、関西地域まで広がっている。今後宮崎県が力を入れるフード・ビジネスの追い風を受けて、県内での植物工場の展開を視野に入る。同時に、日向中島鉄工所においても植物工場で使う装置開発につなげていく。
 オリジナル製品の開発にも余念はない。14年に研究開発部署を設置。バイオマスボイラや鮮度保持装置などエネルギー、食品関連の装置開発を加速させ、顧客提案型企業への変革を目指している。

ひむか野菜光房で生産する葉物野菜

ひむか野菜光房で生産する葉物野菜


Onepoint

社内の意識が挑戦への力

 島原社長が先頭にたち、全社一丸となって推進する社内改革。社員の意識改革も着実に向上し、改革は実を結び始めている。「第59回宮崎県溶接技術競技大会」において、個人のアーク溶接の部で社員が優勝した。九州大会、全国大会での活躍が期待される。
 これは県大会に向けて初めて社内コンクールを開き、選手を選抜。社員が技能を磨いたことが成果につながった。ただそれ以上に目標に向かって社員が結束、力を引き出したことがたたえられる。現在開発するオリジナル製品と合わせて、同社の挑戦を注目したい。

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企業データ

島原俊英社長

島原俊英社長

会社名 (株)日向中島鉄工所
代表者 島原俊英社長
業種 食品・醸造機械など産業用自動化機械の製造、据え付け
所在地 宮崎県日向市大字日知屋17148-9
電話 0982-52-7215

掲載日:2015年3月23日

宮崎県

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