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元気印中小企業


表面処理を超え部品、材料メーカーの領域に挑戦 [オジックテクノロジーズ]

元気のひみつ
  • 日常的に新規事業分野を探す
  • 新分野にもコア技術である化学を生かす
  • 企業や大学と幅広い連携

 オジックテクノロジーズは、1947年創業の表面処理業者。自転車部品などへのクロムメッキに始まり、70年代には熊本県に進出した大手半導体メーカーからの受注を増やした。日本を代表するメーカーとの取引によって「大いに鍛えられた」(金森秀一社長)と胸を張る。高度な品質管理体制を築き、それが独自の技術を支えている。
 独自技術には、ガラス基板に発生する静電気を軽減させる処理、微粒子や繊維状物質を含むコンポジット処理などがある。静電気軽減は薄型ディスプレー製造に欠かせない技術。コンポジットは、半導体製造装置で滑らかな動きが求められる可動部品に用いられている。
 最近は表面処理の枠を超え、部品メーカーや材料メーカーの一面もみせる。12年には精密な電気鋳造(電鋳)による部品製作を事業化。産業用インクジェットプリンターの部品などに採用されている。

化粧品素材を抽出

 材料メーカーとして化粧品メーカーに供給しているのは多糖類「サクラン」。高い保水性が特徴で藻類のスイゼンジノリから抽出する。
 無関係のようなメッキと化粧品。しかし金森社長は「使っているのは当社と離れた技術ではない。むしろ根を張っている技術」と言い切る。抽出に必要な水処理技術は、メッキ廃液の処理技術が土台。製品に異物が混入しないようにするためには、半導体関連の仕事で培った製造環境のクリーン化技術が生かされている。
 金森社長は、新規参入を検討する際「既存の技術を使えるかどうか」を条件とする。そして「まず世界がどう動くか予想する。その中で日本はどうか、九州は、地域は、と考えてから動く」という。

地域で有機EL分野へ

 オジックテクノロジーズが新しい技術や事業を生み出せるのは、常に情報収集に努め、複数の開発を同時進行しているから。共同研究相手は幅広く、地元メーカー以外にも熊本大学、産業技術総合研究所などがある。
 現在、金森社長が注目しているのが有機エレクトロ・ルミネッセンス(EL)分野。12年に熊本県の産学官で発足した「くまもと有機エレクトロニクス産業促進協議会」では会長を務める。同分野に期待するのは、自社に限らず熊本県内に半導体関連技術を持つメーカーが多いこと。「地域の企業で技術を磨き合い、材料開発や試作ができる」と意気込む。

0.5ミリのシャープペンシルの芯と比較した精密電気鋳造部品

0.5ミリのシャープペンシルの芯と比較した精密電気鋳造部品


Onepoint

地域企業との厚い信頼

 金森社長は熊本県工業連合会の副会長など産業界の要職を多く務める。表面処理という基盤産業は、地域企業があって成り立つという思いが強いからだ。そのため地元産学官からの信頼は厚く、協力者が多いことも同社の強みとなっている。

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企業データ

金森秀一社長

金森秀一社長

会社名 (株)オジックテクノロジーズ
代表者 金森秀一社長
業種 メッキ
所在地 熊本県熊本市西区上熊本2-9-9
電話 096-352-4450

掲載日:2015年3月13日

熊本県

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