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元気印中小企業


レーザー技術にこだわり、顧客に最適提案 [タマリ工業]

元気のひみつ
  • レーザー技術にこだわったオーダー開発
  • ワーク材料の変化、形状複雑化に対応し受注拡大
  • 新工場稼働で製造能力倍増

 ワークや製品の高機能化や部品形状の複雑化を背景に、製造現場でレーザー加工の需要が拡大している。タマリ工業(愛知県西尾市)は、国内でも早くレーザー加工機の開発に着手した。「顧客に最適な発振器を提案し、光学系や駆動系を自社で製造する」(下玉利淳也社長)とオンリーワン技術にこだわり、右肩上がりの成長を続ける。14年には業務拡大のため、本社を併設する新本社工場を本格稼働した。
「ライバルは大手でなく、他の溶接手段」と下玉利社長は言う。大手製のレーザー加工機の多くが切断用であるのに対し、同社は溶接用が主力。溶接は材料の種類や形状などによる微妙な調整が必要なため「大手が参入しにくい。そこに商機があるはず」(同)と参入を決めた。

ハードもソフトも自社で作り込み

 レーザー溶接は、アーク溶接やTIG溶接などの従来法と比べ、高速加工が可能で材料がひずみにくい。中でも光ファイバーでレーザー光を伝送するレーザー加工機は、「安定したビーム品質とエネルギー効率の良さから導入が増えている」(同)という。同社は低出力から高出力まで幅広いレーザー加工機を手がける。性能の高さに加えソフト、ハードとも固有の技術で作り込んでいるのが強みだ。
 同社は84年(昭59)に配管などの溶接業で創業した。レーザー加工機への参入は2002年に下玉利社長が2代目社長として就任した約10年前。「タマリ工業にしかできないことは何か」と考え当時、まだ国内にほとんどなかったレーザー加工機に注目した。創業から培った溶接のノウハウはレーザー加工機事業にも生きている。

新工場完成で生産能力倍増

「数年間は売り上げゼロの勉強期間」(同)と立ち上げの苦労を振り返る。しかし軽量化を狙いに高抗張力鋼板の採用が増え、部品の形状が複雑化してくると自動車や重工、重電業界などから材料のひずみがなく、立体的な加工ができるレーザー加工機の引き合いが急増した。特にここ数年の伸びは著しく、約5年間で売上高は2倍に増加。レーザー加工機事業は全売上高の9割を占める大黒柱に成長した。
 完成した新工場は本社事務所を併設し、4階建て延べ床面積2100平方メートル、うち3フロア約1800平方メートルが工場部分となっている。今後は微細加工用として、将来性が期待される超短パルスレーザー加工と設備提案にも力を入れる。
「お客さんは仲間。提案課程で他社製の方が加工に適していれば、そちらを提案する」(同)と言い切る。自由な社風で「一人ひとりの従業員が自立してやってくれている」(同)と信頼は厚い。技術力に磨きをかけ、さらに新しいレーザー加工機の開発を強化するため、「技術者の確保」が喫緊の課題となっている。

本社工場を新設しレーザー加工能力を倍増

本社工場を新設しレーザー加工能力を倍増


Onepoint

トップの先見の明と行動力

 20代で社長に就任した下玉利社長が始めたレーザー加工機事業が経営の柱に成長した。最先端のレーザー加工関連の情報収集やユーザーの声を聞くため、国内外を奔走。現在も週の3分の2は外出しているという。ファイバーレーザーがほとんどない時期から注目し、ゼロから勉強して事業を立ち上げた先見の明と行動力が結実した。

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企業データ

下玉利淳也社長

下玉利淳也社長

会社名 (株)タマリ工業
代表者 下玉利淳也社長
業種 レーザー加工機の設計・製作
所在地 愛知県西尾市米津町五郎田1の1
電話 0563-57-1171

掲載日:2015年1月 8日

愛知県

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