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元気印中小企業


野菜洗浄装置からアセアン物流まで進化続ける [エフ・イー]

元気のひみつ
  • 独自の技法で野菜を傷めずに洗える洗浄機を開発
  • 食品加工、生産設備の管理・メンテナンスも一手に
  • ASEAN地域、海外展開も積極的に進める

10年まねされない葉付き大根洗浄機

 佐々木通彦社長は1983年に、父親が創業した佐々木鉄工所(現エフ・イー)に入社し、主力事業を木工機械から野菜洗浄装置などへと転換させた。「顧客の声を聞き、常に進化し続ける」ことを心がけた結果だ。
 その代表例が、03年に発売した葉付き大根の高速洗浄装置。洗浄機内の回転ブラシの太さや長さ、向き、形状などを工夫した結果、ブラシの先端に薄い水の膜を形成し大根の表面が傷つかないようにした。葉付きのまま洗浄することで、葉切り品よりも付加価値を高めることに成功した。「10年以上たった今でも、同様の装置は見たことない」というほどユニークな装置だ。こうした技術のノウハウはあらゆる根菜類の洗浄に生かされている。生姜のような複雑形状の作物の洗浄機もある。大根洗浄機だけでも、全国で累計450台余りを販売した。

野菜出荷ソリューションに拡大

 食品加工に関連した事業の幅も広げている。旭川市に進出した大手惣菜メーカー、ヤマザキの生産設備を、ソフト開発からメンテナンスまで引き受けた。今後も野菜の形状を選別する機械「マルチセレクター」などを含めて、「質の高い野菜を出荷するためのソリューションを提供していく」(佐々木社長)と意気込む。06年から海外向けの取り組みも始めた。韓国や中国、ドイツなどの展示会に出展し、現地企業との引き合いも増えている。7月にはベトナムの食品企業へ野菜洗浄機を納入した。インドの食品関連工場などからも引き合いが相次いでいる。

ASEAN市場狙い企業連携の旗振り役

 佐々木社長は「6億人の魅力ある市場」として、ASEAN地域に注目する。外務省が実施する中小企業の海外展開を支援するODAを活用し、海外展開を進める方針だ。佐々木社長は旭川機械金属工業振興会の会長も務めている。同振興会の自動収穫機や農業に必要なU字構や水門樋門など農業にかかわる企業7社で申請した「東西経済回廊周辺諸国ベトナム・ラオス農業機械等プロモーション事業」がODAに採択された。広大な耕地を利用した農地があり、農業従事者の割合も高いラオスやベトナムへの進出を目指す。また、ベトナム南部のダナン港からミャンマーの首都ヤンゴンを道路でつなぐ「東西経済回廊」が15年春にも開通すれば、ミャンマーから日本までマラッカ海峡経由で約1か月かかっていた物流が2週間程度に短縮する。佐々木社長は「15年にはASEAN共同体が始まり、関税がなくなる。物流が変わりASEANの農作物は日本を目指してくる。それを取り込む仕掛けづくりをしていきたい」とチャンス到来に力を込める。

2014年7月にはベトナムの食品企業へ野菜洗浄機を納入した

2014年7月にはベトナムの食品企業へ野菜洗浄機を納入した


Onepoint

進化は農家にも地域にも好影響く

 野菜洗浄機によって、農家は葉付き野菜という付加価値のついた作物を売り出せる。食品加工の生産設備の管理、地域企業と連携した海外展開も地域の活性化につながっている。「顧客の声を聞き、常に進化し続ける」姿勢が顧客にも地域にも好影響を与えている。

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企業データ

佐々木通彦社長

佐々木通彦社長

会社名 (株)エフ・イー
代表者 佐々木通彦社長
業種 機械設計製造など
所在地 北海道旭川市工業団地3条2丁目2番27号
電話 0166-36-4501

掲載日:2014年12月25日

北海道

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