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元気印中小企業


未来を見据える金型メーカー [エヌビー]

西端要人常務

西端要人常務

会社名 (株)エヌビー
代表者 西端一男社長
業種 金物製品の製造・販売
所在地 大阪府和泉市テクノステージ2-2-7
電話 075-661-2931

地デジ特需で工場フル稼働

 エヌビーはアンテナやエアコンの設置金具などを製造する金物メーカーだ。板金・プレス加工から溶接、メッキ、組み立てまでを社内で行う生産体制が特徴となっている。地上デジタル放送の受信に必要なUHFアンテナ設置金具も生産しており、2011年7月の放送開始に向けて現在工場はフル稼働の状態で、09年7月期に約10億8000万円だった売上高は、10年7月期は12億円を超える見通しだ。ただ、西端要人常務は「数字は地デジ特需によるもの」と、慎重な姿勢を崩さない。「売り上げはあくまで結果であり、お客さんに喜んでもらうことが大事だ」(同)と力を込める。

架線金物から太陽光発電装置用架台へ

 同社は1982年、大阪府河内長野市内で創業した。西端要人常務の父・西端一男社長個人のプレス業としてスタートしたが、有線放送に使われる架線金物を手がけたことをきっかけに、事業が拡大した。プレス・板金から溶接、銅メッキと加工範囲を広げ、河内長野市内に3工場を有するほど成長した。80年代後半から、既存設備を生かしてアンテナ設置金具の製造事業に参入し、メッキによる高耐久性と低コストが評価され売り上げを伸ばした。
 その後は地上デジタル放送に必要なUHFアンテナ設置金具の製造を始めたことにより、売り上げが急上昇。河内長野市の工場設備だけでは生産増加に対応できなくなったため、2009年9月に大阪府和泉市の工業団地「テクノステージ和泉」へと本社・工場を移転した。現在はさらなる生産増に対応するため、組立工程を行う新工場棟の建設を進めている。
 UHFアンテナ設置金具の製造・販売により急成長を遂げている同社だが、西端常務は「この売り上げも地上デジタル放送が始まる11年7月以降には、緩やかに減速するだろう」と冷静に分析している。同社がその後のビジネスの柱として力を入れるのが、送配電用金具と太陽光発電装置用架台の製造だ。
 送配電用金具は2年ほど前から手がけており、低価格を武器にして徐々に売り上げを伸ばしている。太陽光発電装置用架台については、福井県立春江工業高校や福井県総合グリーンセンターにサンプル出荷を行っている段階だ。今後はサンプル品をもとに標準品を設計し、秋ごろから自治体や工場への売り込み開始を計画している。家庭用など小型の太陽光発電装置に使う架台は大手メーカーとの競合が予想されるため、大型装置用のみを製造・販売する方針だ。地デジ特需が終了した後は、送配電用金具で年間1億円、太陽光発電装置用架台で2億円の売り上げを目指す。

太陽光発電装置用架台

太陽光発電装置用架台

Onepoint

中国での生産は苦渋の決断

 創業時は国内工場だけでモノづくりをしていた同社だが、近年は一部製品のプレス加工や板金加工を中国の協力工場で行っている。西端常務は海外生産について「二重の品質管理をしているため国内製と変わりない」と自信を見せつつも「国内の雇用を考えると、できればやりたくない仕事」(同)と、本音を明かす。他社が中国生産で製品の低価格化を進めるなかでは、同社としても進出せざるを得ないのが実情だ。「今後は中国では不可能な短納期商品を追求し、成長していきたい」(西端要人常務)と、国内外ですみ分けを行ってく方針だ。


掲載日:2014年4月 2日

大阪府製造業

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