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元気印中小企業


どんなときもチャレンジャー [三友製作所]

加藤木克也社長

加藤木克也社長

会社名 (株)三友製作所
代表者 加藤木克也社長
業種 精密機械器具製造業
所在地 茨城県常陸太田市馬場町457
電話 0294-72-2245

 三友製作所が扱う分野は、売上高の7割を占める医療用分析機器の組み立て受注を中心に、プレス部品加工、半導体メーカー向け電子デバイスの不良解析装置の開発、コンピューター利用解析(CAE)による設計の提案など多岐にわたる。いずれも「どんなときも常にチャレンジャーでありたい」と話す加藤木克也社長の経営哲学でつながっている。15年前の社長就任以来、社長はこの理念を大切にしている。

魅力ある企業と人づくり

 同社は日立製作所のプレス加工の下請け企業として始まった。バブル景気が崩壊したころから、プレス加工の仕事だけで経営していくには厳しくなっていた。
 加藤木克也氏が社長に就任したのはそのころだ。建屋もプレス加工機も老朽化し、人材も高齢化して若手が不足していた。経営の立て直しには若い世代の流入による活性化が必要と考えた。
 加藤木社長が手始めに取り掛かったのは、建屋を改築と、若手にとってやりがいのある職場環境に変更することだった。改革が奏功し、汎用走査電子顕微鏡に搭載する微細な操作ができる制御装置の開発など先端の研究開発に新卒者4人を採用できた。彼らを育て、技術力を高めたことで仕事も増え、止まりかけた歯車が次第に回り始めた。
 「常にチャレンジャー」は社長に就任したころから言い続けている。「満足してしまったら、そこで終わる」と加藤木社長は口調を強める。
 同社最大の取引先は最先端の半導体検査・製造装置と医療用分析装置を扱う日立ハイテクノロジーズだ。取引を継続することで常に最先端の情報に触れることになるため、社員には自分の知識も技術も高めることが必要だと話しているという。
 会社も社員の力量を高めるサポートをしている。日立ハイテクノロジーズからのユニット組み立て受注の場合、日立ハイテクのOBが工場に来てアドバイスをしてくれる。「自社の開発力には限界がある」(同)と、最近は県や市の産業支援センターのOBからも熟練技術を仕入れる。

自社開発製品を夢見て

 先代の社長が行っていた機械加工の切削ノウハウを主軸に、扱う分野が広がっている。日立ハイテクの医療用分析装置の組み立て受注については「過去に似た分野の受注をしたことが功を奏したかもしれない」と信頼を少しずつ得ることで最先端の情報に幅広く触れてきたことを強調する。
 同社が今、力を入れているのは電子デバイスの不良解析装置の前段階に使う局所プラズマエッチング装置の開発だ。この装置は微細化が進む半導体の配線表面にある絶縁膜を、プラズマガスを使って局所的にエッチングし、配線を露出させることができる。産業技術総合研究所(産総研)と共同開発中で、共同開発終了後、13年度をめどに製品化する予定で進めている。自社開発製品を持つことで自社の技術力を広く提示でき、安定収益の確保にもつながると考えている。

産総研と共同開発中の局所プラズマエッチング装置の試作機

産総研と共同開発中の
局所プラズマエッチング装置の試作機

Onepoint

「気付く」力を大切に

 旅行が好きでよく奥さんを連れて国内をめぐるという加藤木社長。新しい土地では、雑誌などには載っていない意外性に気付く力を大切にしている。「発明もこれによく似ていて、発明しようと思って研究はしていないと思う」と話す。
 また、人との関係では「普段つきあっている人と話をしている中で、その人の持つ意外性に気付くことがあり、これも大切にしている」という。研究開発で常に最先端の情報に触れている若手技術者には熟練技術に多く触れさせることで感度の高い人間づくりを目指している。


掲載日:2014年4月 2日

茨城県製造業

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