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元気印中小企業


漫画本フィルム包装機で国内シェア9割 [ダイワハイテックス]

元気のひみつ
  • コミックシュリンカーを開発し、新市場を切り開く
  • 徹底した顧客主義を社員全員に徹底
  • 新市場向け製品も積極的に開発、参入

 ダイワハイテックスは漫画本をフィルムで包装するコミックシュリンカーを手がけている。コミックシュリンカーは大石孝一社長が約30年前に自ら開発したものだ。大石社長は将来、漫画本の市場が拡大することを予想し、コミックシュリンカーを開発。「漫画本を包装したら、中身が読めなくなって売れない」と多くの書店経営者が考える中、粘り強い営業努力の末に書店にコミックシュリンカーを浸透させ、新たな市場を確立した。現在では国内シェア9割を誇る。

“猫の手”貸します

 同社は「顧客第一主義」を徹底している。社内で電話が鳴ったら3回以内に受話器をとるのはもちろん、顧客からの電話にはたとえ重要な会議中でも出る。これは「お客様なしでは会社が成り立たない。どんな会議よりもお客様の方が大事だ」と考いう大石の考えに基づくものだ。顧客主義で最も象徴的な取り組みが「猫の手包装応援サービス」だ。顧客である書店の新規・改装オープン前にダイワハイテックスの社員が数日間、包装の手伝いに行くものだ。地方であろうと、無償で出向く。特に最近の書店は大型化が進み、包装する漫画本の数は増えるばかりだ。開店前の「猫の手ほど借りたい」ほど困った際に来てくれるため、書店にとってこれほどありがたいことはない。ちなみに書店へ応援に行く社員は、営業担当だけでなくメンテンナンス担当や事務職の社員も含まれており、皆が喜んで出向くという。こうした取り組みが、顧客からの絶大なる支援を生み出している。
 書店の開店後もサポートは続く。顧客にはお客様相談係、技術担当者、消耗品受注担当者の名前と顔写真が入ったアフターサービスの案内状を送付し、書店が連絡する際に迷わないようにしている。また、機械の保証期間が切れる1カ月前にはお知らせ状を送り、何か不具合がある場合には保証期間中の修理を勧める。万一、故障した際には即日で代替機を発送する。機械は設計時から本体を3分割できるよう設計しており、宅配便で送れるようにしている。こうした取り組みを通して、顧客が安心して使える体制を整備している。
 また、同社では毎月、売上高などを社員全員に発表する。売上高は製品別や顧客別など詳細に報告する。これは「事務職やメンテナンス担当でも、顧客と接する機会があるのでその際に生かしてもらいたい」と考えるからだ。

図書館・コンビニ向け製品も開発

 だが、書店の数は減少傾向が続いている。厳しい環境の中、ダイワハイテックスは大手書店を顧客に取り込むことで成長してきたが、「本の周辺事業で新たな柱を育てる」と大石社長は強調する。新たな顧客に見据えたのが、図書館とコンビニエンスストアだ。図書館向けには保護用フィルムを貼る卓上フィルムブックコート機「eCoaty(エコーティ)」だ。図書館では手作業で行っていたため熟練度が要求されたが、誰でも簡単に貼ることができるのが特徴だ。また、コンビニエンスストア向けには雑誌の立ち読み防止用の封印テープ貼り機「テープショット」を開発した。両製品の製品化に先立って新規事業部を設置し、販売は徐々に伸びている。また、「今年はインターネット通販向けに新たな提案も進めていく」と、大石社長は新市場を開拓していく考えだ。

大活躍の猫の手包装応援サービス

大活躍の猫の手包装応援サービス


Onepoint

サービスはまねできない

 大石社長はコミックシュリンカーという新たな市場を開拓し、顧客主義を徹底して他社と差別化した。過去に他社が低価格を売りに参入してきたが。3―4年で撤退したという。それは「機械はまねできても、サービスや販売手法はまねできない」(大石社長)からだ。本当の顧客主義を全社に浸透できているのが同社の強みだ。

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企業データ

大石孝一社長

大石孝一社長

会社名 (株)ダイワハイテックス
代表者 大石孝一社長
業種 機械製造業
所在地 東京都板橋区坂下1-34-27
電話 03-3558-8131

掲載日:2014年4月 2日

東京都

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