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元気印中小企業


独自技術は流体制御から環境分野へ [リガルジョイント]

元気のひみつ
  • 自社開発に徹底してこだわる経営姿勢
  • 技術に連続性のある形での新規事業展開
  • 企業や人間同士のネットワークの蓄積

 小さくても独立したメーカーへ-。リガルジョイントは、流量計やホース継ぎ手、マニホールドなどの流体制御機器で次々に自社開発の製品を生み出してきた。半導体製造装置やフラットパネルディスプレー製造装置の冷却システム用に特に強い。近年は、オゾン水生成装置や燃料電池向け熱交換器など次世代分野に進出。自社開発を重視した経営姿勢が貫かれている。

流体制御機器で確立したブランド力

 リガルジョイントの最大の事業基盤は、流体制御機器。この分野で業界に名を知られるようになったきっかけが、1988年に開発、発売したホース用継ぎ手「カンタッチ」だ。施工現場でホースを切り、その場で組み込める継ぎ手であり、金属配管が主で、施工者の技能に左右されることが多かった当時、「誰が作業しても同じ品質になる、20年来のヒット商品」(稲場社長)だ。
 1992年には「羽根車式流量センサーFSシリーズ」を発売。業界初の樹脂製流量センサーだった。樹脂製の流量センサーは、水を流している限り金属より摩耗しないため、「10年以上前のものがメンテナンスで戻ってくる」(同)ほど業界に浸透している。同年には、半導体製造装置の冷却システム向け流量計とバルブを一体にしたマニホールド「流体制御集合体マジックマニホールド」を発売。さまざまな配管部品を自在に搭載、接続できる画期的な製品となった。
 1997年には、ゴミが詰まるのを防ぐ「カルマン渦式流量センサーKSLシリーズ」、2006年には、待機電力の少ない「省電力型電磁弁RSV」を発売。これらはすべて自社開発品で、流量計やホース継ぎ手、マニホールド、センサー、電磁弁といった流体制御機器で次々に自社開発品をそろえてきた。現在は、複合機能化とモジュール化により、制御系全体でコンパクト、工期短縮できるような設計をすることを基本にしている。

「エネファーム」に採用

 近年は流体制御機器にとどまらない開発が続く。同事業で培った技術とノウハウを元に開発した熟成オゾン水生成システムは、食品や医療分野での脱臭、除菌、漂白、浄化システムとして販売している。燃料電池システム向けの熱交換器は、加工前の素管の伝熱面積を維持しながら断面を多葉形状に成形したことで、効率よく熱交換できる。すでに家庭用燃料電池「エネファーム」に採用された。オゾン水製品と熱交換器は、次の事業の柱として成長が期待できる。いずれの事業も、自社製品を開発するという経営姿勢は変わらず貫かれている。
 外部とのコミュニケーションも稲場社長が重視する姿勢。熱交換器は、地元・相模原の産業振興会社、さがみはら産業創造センター(SIC)の燃料電池研究会の活動が欠かせなかった。相模原商工会議所や神奈川県産業技術センターなどとの接点も欠かせない。「幹部だけでなく一般社員にも学ぶ機会を増やすようにしている。社長だけ頭でっかちになってもしょうがない。チーム力を高める」と稲場社長。中小企業診断士や大学生も機会ごとに受け入れており、「教えること、伝えることがその人の成長につながる。プラスに捉えて積極的に生かしたい」(稲場社長)とする「チーム力」を重視する姿勢は、リガルジョイントの新しいスタイルになりつつある。

多管式熱交換器の断面

多管式熱交換器の断面


Onepoint

事業の継続と創造

 リガルジョイントは、2012年、当時37歳の稲場純社長が、稲場久二男会長が一代で築いた会社と事業基盤を受け継いだ。全国で事業承継に悩む中小企業が多い中、先代にとらわれない経営が浸透しつつあり、基盤事業の継続・発展と、新事業や新体制、新しい企業風土の創造という両面で注目できる中小企業だ。

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企業データ

稲場純社長

稲場純社長

会社名 (株)リガルジョイント
代表者 稲場純社長
業種 流体制御機器などの設計、開発、製造、販売
所在地 神奈川県相模原市南区大野台1の9の49
電話 042-756-7567

掲載日:2014年3月31日

神奈川県

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