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元気印中小企業


年間50機種のライフルスコープを開発製造 [ライト光機製作所]

元気のひみつ
  • 高い耐久性・精度を備えたライフルスコープ製造
  • 開発から製造、海外出荷まで一貫生産体制を構築
  • 設計部門を増強し、年間50種の新機種開発に対応

新興国ではできない技術

 ライト光機製作所(長野県諏訪市)の主力事業は競技や狩猟に使うライフルスコープと双眼鏡のOEM(相手先ブランド)生産だ。創業は1956年、双眼鏡や顕微鏡製造からスタートした。その後、創業者である岩波雅富社長の祖父が知り合いの米軍将校から「米国のライフル市場は今後、伸びていく」との教えを受け、ライフルスコープの製造に挑戦。試作から改良を繰り返し、製品として完成すると「品質の高さと安さ」に着目した米国のライフルメーカーと取引が決まり、ライフルスコープ製造に取り組むようになった。
 現在、製品の98%を海外に輸出。輸出先の8割が米国で、主な顧客は欧米企業が中心だ。特に米国のライフル競技市場は成長を続けており、岩波雅富社長は「約10年前から『スリーガンシューティング』というライフル競技の人気が盛り上がってきた。若い人たちが興味を持ち、需要の裾野が広がりつつある」と今後の需要動向に期待を寄せる。
 ライフルスコープの部品は点数の多い製品で一個当たり150点。「1万発の射撃にも耐え、かつ精度を保つライフルスコープ製造は現在の新興国では難しい」(岩波社長)。射撃時に1000G(重力加速度)がかかるため、耐衝撃性を保つには高精度部品を組み合わせて作ることが求められる。
 多様化する顧客ニーズに対応するため、3-4年前から設計部門を増強、年間50機種の新機種開発が可能な体制を整えた。「新製品開発により、高付加価値製品を投入したことで、価格が維持でき、円高への対応力も高まった」(同)という。設備面では機械加工精度のさらなる向上を目指し、加工機械の増設・工場新設も視野に入れる。

冷却枕など新分野に参入

 こうした生産設備や技術、開発力を生かして、09年に自社ブランド製品である循環式冷却枕シートの開発に着手した。同シートは冷却水を循環させ、枕を一定の温度に保つ製品。岩波社長が父親の入院中に氷枕を何度も交換する様子を見て「適度な温度で、安定して冷えている水枕ができないだろうか」(同)と考えたのが開発のきっかけだ。
 熱があり体温コントロールできない患者は、数時間おきに水枕を交換する場合がある。枕を一定温度に保つことができれば患者だけでなく、看護師の負担軽減にも役立つ。独自調査し、類似製品が見あたらないことから本格的に開発をスタート。しかし、異分野への参入は容易でなく、初めて完成した試作品の冷却ユニットは8キロ-9キログラムもあった。
 「一度はあきらめかけたが、モノづくり企業としての底力を発揮し、約4年がかりで自社開発にこぎつけた」(同)。完成した冷却ユニットは枕の温度を1度C単位で調節でき、本体は1.4キログラムまで軽量化を図った。
 13年5月に販売会社を設立。6月から販売を開始した。主に、病院や介護施設での利用を想定しており、同製品を足がかりに医療機器分野への参入を目指していく。

50年以上の技術ノウハウの蓄積が高品質な製品を支える

50年以上の技術ノウハウの蓄積が高品質な製品を支える


Onepoint

挑戦する社風が根付く

 長年、光学機器生産に取り組んでおり、開発から製造、出荷にいたる一貫生産体制と技術ノウハウの蓄積が強み。設備投資や人員増強も先を見据えて行っている。2013年、新規事業参入に成功した背景には、創業直後、ライフルスコープ製造に挑戦した時のような高度なモノづくりにチャレンジする社風が根付いていることを証明した。

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企業データ

岩波雅富社長

岩波雅富社長

会社名 (株)ライト光機製作所
代表者 岩波雅富社長
業種 光学機器製造
所在地 長野県諏訪市中洲3637
電話 0266-52-3600

掲載日:2014年3月27日

長野県

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