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元気印中小企業


タクシーの進化に技術で寄与 [ニシベ計器製造所]

蓮井康二社長

蓮井康二社長

会社名 (株)ニシベ計器製造所
代表者 蓮井康二社長
業種 タクシーメーターの製造・販売・修理業
所在地 東京都大田区大森西1-16-5
電話 03-3765-4661

ICTの進展で進化するタクシー

 タクシー業界は、法律を制定して台数に制限を設けるなど厳しい状況が続いている。しかし、近年ICTの進展にともなって、クレジットカードなどによるタクシー代金の支払手段が多様化し、また、ドライブレコーダーが普及して事故の記録が一般的になるなど、タクシーに搭載するタクシーメーターの周辺機器が増加、タクシーは時代の流れと共に進化している。
 そんな中、戦後間もないころからタクシーメーターの製造を手がけるのが東京都大田区にあるニシベ計器製造所だ。現在、同社の国内タクシーメーターシェアは約20%で、トップの矢崎エナジーシステムに次いで2位を誇る。
 タクシーの乗車を快適なものにするために同社が開発した音声装置は、支払時に「ご乗車ありがとうございます。料金はいくらです」というアナウンスを自動で流す装置で、これまでに約1000台を販売した。
 2013年2月には小型で扱いやすい、カラー液晶を採用した新しいメーター「ルミナス」を発売したほか、領収書を発行するプリンターやプリペイドカード・クレジットカードなどに対応した車載端末機器、「空車」や「回送」を知らせる発光ダイオード(LED)表示灯、同じくLED仕様の屋上灯なども開発している。

新製品の開発で活路を見出す

 最近では、スイカなどの交通系カードで支払いが可能になり、さらにはスマートフォンで自分のいる場所にタクシーを呼ぶことが可能になるなど、通信技術の進展にともなって、タクシーの進化は加速している。
 また、単に車外の事故の記録だけではなく、車内のトラブルやタクシー強盗などに抑止効果もあるため、後方撮影用カメラを搭載したドライブレコーダーの導入も進んでいる。
 その結果として、タクシー事業者は利用者が求める利便性を提供するため、また自らを守るため、さらなる設備投資が必要となっている。
「当社としてもタクシーメーターと連動する周辺機器群の開発のみならず、それらを制御する技術を開発することで、タクシー事業者の求める最適な運用システムを提供していきたい」(蓮井社長)という。
 タクシー業界を取り巻く厳しい環境は続くが、アイデアと技術で今後も周辺機器などの開発を積極的に行う姿勢に変わりはない。それがタクシーメーターに依存しない経営にもつながる。「当社はメーカーとして、タクシー乗務員が不便に感じていることを改善するのが使命だと思っており、その改善を形にする技術は業界でも高い評価を得ている」と蓮井社長は言う。力強い言葉に自信がのぞいた。

1000台を販売した音声装置

1000台を販売した音声装置

Onepoint

逆風に負けない粘り強さ

 国内を代表するモノづくりの集積地、東京都大田区に本社を置く同社。以前は料金改定時にメーターを丸ごと交換する必要があったが、今はメモリーカードで行うことができる。便利になった分、売り上げは減った。しかし、ここで「厳しい」と嘆くのではなく、新たな需要を掘り起こす前向きな姿勢が周辺機器の開発を呼んだ。社員同士が自由に議論し、開発に生かしていく社風もプラスに作用したようだ。景気後退の折ではあるが、元気で粘り強い企業との印象を持った。


掲載日:2014年1月28日

東京都製造業

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