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元気印中小企業


“何でも屋”の心意気が各方面から評価高める [ちよだ製作所]

池津英二社長

池津英二社長

会社名 (株)ちよだ製作所
代表者 池津英二社長
業種 産業機械製造業
所在地 香川県高松市香南町西庄941-5
電話 087-879-7911

トンネル用のバッテリーカーなどを手がける

 ちよだ製作所は1981年の創業。採石場での排水処理から始めたが、池津英二社長は「当時は大量の泥を処理するところはなかった」と振り返る。その後、コンクリートの連続ミキサー、愛媛県松山市でみかん山のモノレールなども手がけるようになった。
 「何でもやる」と池津社長は苦笑するが、社の評価を高める一因となったのが、トンネルのNATM工法の現場におけるデンカ・ナトムクリート(急結剤添加機)。これまで500台以上が国内外に納品された。今では2トントラックに積載して必要なときにナトムクリートに補給できる別置き形をそろえるなど顧客の要求に応えている。
 建設機械では、トンネル用のバッテリーカーも得意分野だ。軌条式、アプト式、タイヤ走行式とさまざまなタイプを開発した。最近では、複雑な構造のトンネル上水道の配管新設作業でも対応できる管運搬用のアプト式バッテリー車も発売した。都心部を中心に水道管の老朽化に伴って、配管の新設が増えるとみる。現場の声をうまくつかんだ機械を投入する。
 そのほか、飛び込み営業から付き合いが始まったという三井造船の玉野事業所(岡山県玉野市)で誘導加熱炉の協力工場としての業務も請け負っている。池津社長は「お客さんが、ちよだに頼めば何とかしてくれるだろうと思ってくれているのが強み」と"何でも屋"の心意気を示す。

環境関連へも本格参入

 2007年にはメタンガスエネルギー事業も始めた。本社の敷地内に食品廃棄物を発酵させる実証プラントを製作し、濃縮装置などの研究に挑んでいる。この事業は08年2月、四国経済産業局から「中小企業のものづくりの基盤技術の高度化に関する法律」に基づく特定開発研究等計画の認定を受けた。この認定を背景に、バイオマス研究部門に専門研究員を配置した。「中小企業では珍しいはず」(池津社長)と力が入る。専任者を置くことで公的支援制度への応募や報告書類作成も円滑に進めることができる。
 池津社長の方針は明確だ。「大企業が取り組んだ場合、コスト的に合わないところに積極的に取り組む」と、中小ならではのニッチ分野の攻略法が景気後退下でも着実に芽を伸ばしつつある。主力の一般産業機械や建設機械向けに加えて、環境関連を強化しているのも今後の市場で伸びを見通し、自社の技術力が十分通用すると判断しているからこそだ。
 NEDO新エネルギー・産業技術総合開発機構の12年度補助事業「新エネルギーベンチャー技術革新事業」にも同社は採択された。「はた目から見たら、何やってるか分からない会社なんだろうけど」と池津社長は繰り返すが、あくなきチャレンジ精神が、同社の多種多様なモノづくりの根幹を支えている。

NEDO事業により本社敷地内に設置したメタン発酵発電プラント

NEDO事業により本社敷地内に設置した
メタン発酵発電プラント

Onepoint

笑顔が求心源

 多方面への挑戦について、池津社長は「道楽だよ」と笑いながら説明するが、中小公庫高松支店から「ものづくり高度化支援融資」と「新事業育成資金」の運転資金と設備資金の計1900万円の融資を香川県内で初めて受けた。両制度を同時に受けたことからわかるように、同社のモノづくり力への評価は高い。
 一方で、従業員への思いやりも忘れない。本社敷地内にビニールハウスを構え、水耕栽培でネギややカブなどを育て、野菜が実ると自ら刈り取り社員に振る舞う。このときの笑顔も求心力の源だ。


掲載日:2014年1月21日

環境製造業香川県

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