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元気印中小企業


小回りの良さ生かして事業展開 [キーペックス]

斉藤宏社長

斉藤宏社長

会社名 (株)キーペックス
代表者 斉藤宏社長
業種 文書保管、物流業
所在地 千葉県千葉市中央区中央港2-4-4
電話 043-241-6891

大手はゾウ、我々はネズミ

 「動物に例えるなら、大手はゾウ、我々はネズミだ」―。キーペックスの斉藤宏社長は、文書保管業界全体を踏まえて、自社の状況をこのように話す。同社は関東一円で、自社の倉庫を用いた文書保管・管理事業などを展開し、首都圏の中小企業を中心に請け負っている。事業を手がけてから現在に至るまで、同社にあるのは「小さな企業規模を生かして、顧客のわずかな要望にも応えていく」という信念だ。
 文書保管事業は、斉藤社長が以前在籍した会社から分社・独立する形で、1984年に同社を設立して以来、手がけている。最初の6-7年は鳴かず飛ばずだったが、90年代の中小企業へのOA機器導入が盛んになったあたりから、「会社の扱う文書量が加速度的に増え、文書の置き場に困っていた企業が来るよう」(斉藤社長)になり、前年比10%増の売り上げを稼ぐ主力事業へ成長した。
 文書量の増加は留まるところを知らなかった。ある顧客から「古い文書を廃棄してくれないか」といわれれば、古い書類の期限管理、廃棄のサービスを始めた。顧客が保存書類リストの作成を渋れば、リストの受託作成サービスを業界に先駆けて提供した。文書量によりリスト作成が面倒となり保管委託をためらう顧客も多かったことから、「かなり喜んでもらえたサービス」(同)だったという。文書検索ウェブサービスも顧客のニーズから始めるなど、中小企業の小回りの良さを生かして、さまざまな要望に応え新たなサービスを展開していった。

文書保管以外にも

 そんな同社だが、斉藤社長は現在の状況を「創業時以上にお先真っ暗だ」と憂う。その理由は文書のペーパーレス化だ。そこで、今後は生き残りのために、文書保管以外の顧客の要望にもなるべく応えていく予定だという。
 同社は、「文書保管事業は、BツーB(企業間取引)のため、景気動向や企業を取り巻く風潮を受けやすい。BツーC(対消費者)なら影響を受けにくいのではないか」と判断。わずかながら顧客の要望もあったことから、千葉県内の3店舗でトランクルームを、同県内2店舗でコインランドリー事業を始めた。斉藤社長は「やはり、BツーCでも景気の影響を受けやすかった」と少々反省気味だが、少ない要望にも応えていく同社の姿勢を「変えていくつもりはない」は断言する。
 「1社のみの要望でも応えれば、その1社は確実にウチを使ってくれる。頭でどれだけ考えても分からない時代だからこそ、どんな要望も拾って応えていく力を高めていきたい」と、斉藤社長は意気込む。同社は今日も顧客の要望に絶えずアンテナを張り巡らせ、"ネズミ"のごとき小さな体をフル稼働させている。

委託された文書を保管するキーペックスの八街センター(千葉県山武市)

委託された文書を保管するキーペックスの
八街センター(千葉県山武市)

Onepoint

次のサービスは?

 急激に進むペーパーレス化の波は、こたえているようだった。しかし、「紙文書の比率は減っても、なくなることはないだろう」と斉藤社長は見る。重要なのは、そのような状況下で文書保管に同社を選んでくれる顧客を維持し、なおかつ増やすこと。そのために、斉藤社長は顧客への耳をますます研ぎ澄ましている。
 ただ、「要望次第では、主力事業の転換もあり得る」とも話す。今後は、どんなサービスを展開するのだろうか。これからに期待したい。


掲載日:2013年12月 9日

サービス業千葉県

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