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元気印中小企業


大型ワーク対応工場新設で攻勢かける [ユニゾーン]

梅田ひろ美会長

梅田ひろ美会長

会社名 (株)ユニゾーン
代表者 梅田雄一朗社長
業種 めっき処理業
所在地 富山県富山市綾田町1-9-38
電話 076-441-4421

多種多様なめっき処理が特徴

 ユニゾーンは1955年、富山市でめっき処理業者として操業を始めた。その時の商号は梅田商会で、その後もめっき処理業を主力とし、着実に事業規模を拡大。08年10月期決算では過去最高となる40億円の売上高を計上した。取引先は自動車をはじめ電子部品、機械関連など500社にも及び、そのうちの90%が北陸地区の企業という。
 同社の強みは金や銀、銅、亜鉛などの金属を電着して表面処理する電気めっきのほか、電気を使わない無電解ニッケルめっきなど48種類ものめっき処理が行えること。また、重さ1ミリグラム未満の微小な電子部品から5トンを超える大型の産業用部品までさまざまなサイズの加工対象物(ワーク)に対応できるのも大きな特徴だ。
 09年4月に本社の近くで稼働した大型無電解ニッケルめっき工場は、大物ワークの処理に対応する。総工費は10億円で、大型ワークに対応できるよう天井クレーンをはじめ、さまざまな設備がそろっている。中でも自慢はめっき処理を行う浴槽。幅3.0×奥行き2.0×高さ3.0メートルの巨大浴槽を12槽設置し、工作機械の筐体部品など大型部品の表面処理ニーズに応えている。
 工場の完成直後は景気の影響で受注が少なく、稼働率は低かった。だが昨年末以降、電子部品関連の仕事が回復し、徐々に稼働率も向上。「新工場完成で受注の幅が広がった。この点を積極的にアピールし、北陸地区以外の顧客も増やしたい」(梅田ひろ美当時社長)と意気込んでいる。

チャレンジの始まり

 同工場の新設は社員にとってチャレンジの始まりでもあった。なぜなら大型ワークのめっき処理はこれまでと違った技術やノウハウを必要とし、今までの手法が通用しないからだ。大型ワークをめっき処理する場合、大型浴槽に投入するめっき液の量を増やしたり、濃度を高めたりすればよいというものではないという。
 めっき溶液は一定の量を超えると別物になり、扱いが難しいため濃度、温度など綿密な管理が重要となってくる。同社ではこれまでのノウハウと最新鋭の設備を駆使して諸課題をクリアし、大型ワークの処理を可能にした。だが、現状に満足せず今後も品質向上に向けて研究を積み重ねていく考えだ。
 09年度に掲げた同社のモットーは「原価力の向上と製造技術の深堀」−。08年秋の金融危機以降、「製造業はこれからもっと厳しい時代になる」(同)と危機感を強めている。現在は受注が回復しつつあり、めっきの種類によっては100%近い稼働率となった処理ラインもある。だが、厳しい時代を生き抜くために、今後も高品質、短納期といった要望にしっかりと対応し、顧客拡大を図っていく。

新工場に導入した大型処理槽/

新工場に導入した大型処理槽

Onepoint

環境負荷軽減にも積極的に取り組む

 めっき工場では大量の水を使う。同社では品質向上などテクニカルな面だけでなく、めっき処理工場の排水処理設備に超精密濾過システムを設置するなど、環境への配慮にも力を注いできた。このため、各工場からは厳しい基準をクリアした安全な水しか排水していない。また、09年には日本政策投資銀行から環境格付け認定を再取得したほか、一部の工場が環境整備優良事業所に認定されるなど、環境への取り組みが対外的にも高い評価を得ている。


掲載日:2013年11月22日

富山県環境製造業

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