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元気印中小企業


服のリサイクルを常識に [ドンドンアップ]

岡本昭史社長

岡本昭史社長

会社名 (株)ドンドンアップ
代表者 岡本昭史社長
業種 古着チェーン店運営業
所在地 岩手県盛岡市菜園1丁目3-6 農林会館2階
電話 019-621-8250

コンセプトは「元気で明るい八百屋」

 毎週水曜日ごとに商品の値段がドンドン安くなるというユニークなシステムの古着店「ドンドンダウン・オン・ウェンズディ」が店舗をドンドン増やしている。運営する盛岡市のドンドンアップ(2010年8月にヘイプから社名変更)は、10年3月で全国32店舗だったのを、13年12月までに30店舗新規出店し、現在、全国62店舗を展開している。岡本昭史社長は「"服を売るならドンドンダウン"という常識をつくり、日本一になる」と意気込む。
 「元気よく、明るく、鮮度が落ちたら値段を下げる。そんな八百屋さんをコンセプトにした」(岡本社長)というドンドンダウン。古着には野菜や果物の絵が描かれたタグが付けられており、来店客は店内に掲示してある値段表を見て値段を知る。「今週はナスが3150円、ブドウが945円」といった具合だ。
 値段表は毎週水曜日に更新され、同じ絵柄は値段表に沿って毎週1ランクずつ値下がりし、最終的には105円まで値下がる(例:2100円→1575円→945円→525円)。気に入った服を見つけた時、1週間待てば安く買えるかもしれないが、ほかの人に買われてしまう可能性もある。こうした工夫が来店客の心をつかんでいる。
 現在、消費者の低価格志向とリサイクル意識の高まりから古着が見直され始めており、大手リサイクルチェーンでも古着店の拡大に乗り出している。そんな中で同社は10年6月、紳士服のコナカの子会社と業務提携を締結。コナカの既存の紳士服店をドンドンダウンに業態転換するという内容で、今年度は出店ラッシュが続く。

どんな服でもドンドン買い取り

 古着チェーンの競争が激化する中、ドンドンダウンには「他店にはマネできない」(岡本社長)強みがある。その最大の強みは古着の買い取りシステムだ。
 「どんな服でもドンドン買い取り」をうたうドンドンダウンでは、客から持ち込まれた古着はすべて買い取るシステムを採用している。買い取る古着は全店舗で月間約540トン。そのうち、商品として店舗に並ぶのは4割程度で、商品にならない古着の処分が問題となるため、他店では全量買い取りは実施されていないのが現状という。
 ドンドンダウンでは店舗に並ばない古着を茨城県内の倉庫に集め、圧縮・梱包し、コンテナに詰めて東南アジアなどへ輸出するルートを確立している。古着を廃棄せず、ほぼ100%の再利用を実現しているため、来店者も安心して古着を持ち込むことができる。
 「おしゃれで、なおかつ社会から応援してもらえる仕事」と岡本社長は自社のビジネスに自信を持つ。11年3月期の売上高は12億円。

ドンドンダウン店内の様子

ドンドンダウン店内の様子

Onepoint

絶妙なバランス感覚

 ドンドンダウン1号店のオープンは05年。全国で衣料品店を経営してきた岡本社長が、売り上げの伸び悩んでいた青森県内の店舗で「長年温めていたアイデアをダメもとで試してみた」のがきっかけ。試してみると同店舗の売り上げが3倍に伸び、手応えを感じた岡本社長はその後、順調に店舗を拡大してきた。
 「市街地の裏道にあって暗い」という従来の古着屋のイメージとは異なり、ロードサイドの店舗が中心で、従業員も笑顔を絶やさない。「服のリサイクルを常識にすることで、地球環境にも貢献できる」(岡本社長)という前向きな理念が会社の成長を支えている。


掲載日:2013年11月21日

小売業岩手県

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