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元気印中小企業


抜き型システムで飛躍 [レザック]

会社名 (株)レザック
代表者 柳本剛志代表取締役
業種 抜き型製造システムの製造・販売業
所在地 大阪府八尾市若林町2-91
電話 072-920-0394

トップメーカーとして業界を引っ張る

 「抜き型システムにかかわる製品は他社の追従を許していない。国内シェアは台数、金額とも約6割でトップだ」。レザックの柳本忠二取締役会長はこう強調し、抜き型の製造装置トップメーカーとして業界を引っ張っている。
 抜き型は、菓子や化粧品など日用品のパッケージや紙箱の製造を筆頭に自動車内装品の生地裁断、携帯電話の配線板切り出しにも使われている。柳本社長は抜き型を製造する菱屋を1964年に創業し、職人の手作業中心だった抜き型の製造工程の自動化設備を独自に開発した。その設備を外販するため、82年にレザックを設立した。設計を効率化するCADに始まり、自動製図サンプルカット機や、レーザー加工機、刃物自動切断、商品と抜きカスを自動分離するブランキングシステムなど、抜き型の総合システムを確立していった。
 同社は開発した設備で、85件の特許を取得している(2010年3月時点)。生産拠点は部品から完成品まで一貫生産する本社工場と、大型機を生産する第1工場を大阪府八尾市に設ける。
 本社工場は八尾市内に分散していた3工場を集約し、08年8月に立ち上げた。クリーンルームの検査室を設け、寸法精度で1万分の1ミリメートルの製品を作る体制も整えている。第1工場では抜き型システムの後工程を自動化する大型機「マスターブランカー」の製造や、需要が膨らんでいる自社製品のオーバーホール(分解点検・修理)を行う。
 08年の世界的な金融危機以降、設備投資に慎重な企業が増え、新型機は売りづらい状況にある。同社は自社のレーザー加工機などを引き取りオーバーホールし、再度売り出すビジネスも強化する。年間売上高に占めるオーバーホール事業の構成比は現在、約2割にまで高まっている。

攻めの経営貫く

 抜き型に使うレーザー加工機を改良し、屋外広告分野をターゲットにした新市場の開拓も進める。アクリル樹脂にレーザーで模様を描くシステムで、展示会などで提案を始める。
 レーザー加工分野では、産学連携にも力を入れ、近畿大学とはフェムト(1000兆分の1)秒レーザーを使った医工連携に取り組んでいる。柳本社長が副会長を務め、産学が連携し中小企業のレーザー技術導入を促す「レーザプラットフォーム協議会」は、4月から事務局をレザック本社に移転した。本社を「新しいレーザー加工ノウハウを蓄積する場」(柳本社長)としても位置づけている。 経営環境が厳しい中にあって同社は、09年11月期に前年度比ほぼ横ばいの売上高11億円をキープした。
 また「大手が採用を絞る中、今はいい人材を採るチャンス」(同)と採用活動も強化する。10年4月に入社した新卒社員は過去最多の5人。同社の社員数は73人だが、この1年間で中途を含め12人を採用した。「人への投資は重要」とする柳本会長は、持続的成長に向けた攻めの経営を貫く。

抜き型システムの自動機 「マスターブランカー」

2012年、第4回ものづくり日本大賞の優秀賞を
受賞した「マスターブランカー」

Onepoint

世代交代で社員の団結を図れるかがカギ

 レザック創業者である柳本会長は、同社の"元気の源"である。アグレッシブな言動で社員を鼓舞し、前向きな事業展開を進める。08年に新本社工場を立ち上げたことで、生産体制の再構築も一気に進めた。一方で、柳本会長は社の経営を長男の剛志社長に譲り世代交代を推し進め、新たな組織固めのために新卒など若手社員も一気に採用している。創業者の強いリーダーシップ経営から、社員を団結させた集団経営への移行をスムーズに進められるかは、同社がさらに成長できるかのカギになる。


掲載日:2013年11月20日

大阪府製造業

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