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元気印中小企業


全社員団結で新製品開発 [アタゴ]

雨宮秀行社長

雨宮秀行社長

会社名 (株)アタゴ
代表者 雨宮秀行社長
業種 屈折計、糖度計などの開発製造業
所在地 東京都港区芝公園2-6-3 芝公園フロントタワー23階
電話 03-3431-1940

 糖度計で国内シェア約9割を占めるアタゴ。154カ国以上で同社の糖度計が使われ、世界シェアは3割を誇る。販売先も食品や薬品だけにとどまらず、さまざまな業種に広がっている。

ロングセラーのポケット糖度計

 1940年創業の同社は50年から輸出を始めた。経営者が現地に赴くことで、扱い国数を増やしてきた。トップセールスを行う一番の狙いは、確度の高い現地情報を得るためだという。「代理店を経由するとフィルターがかかることがある」(雨宮秀行社長)からだ。販売網の拡充を進め、米国やインドのほか09年12月にはタイに、10年2月には「生産国、資源国、消費国であり、ポテンシャルが高い」と見るブラジルに販社を設立した。同国の市場も開拓していく。
 同社の代表的な製品が03年に発売したポケット糖度計だ。人間工学に基づいたデザインを取り入れ、手になじみやすい。販売は一貫して右肩上がりで、ロングセラー商品となっている。海外の顧客でもすぐに使えるようにボタンを2つに絞るなど、使いやすさを追求した。
 このほか、08年にはペン型の糖度・濃度計を開発。対物レンズを使わないことなどで小型化を実現した。また、古くからある同社の主力製品である手持ち屈折計の高機能化にも取り組んでいる。

開発力の向上に全力

 「経営者は欲張りでなければ良い製品をつくれない」と雨宮社長は話す。こうした考えから、開発部門にはこれまでにないハイレベルな新製品開発を求めている。「ハードルを上げて取り組めば技術が上がり、後で楽できる。中国企業などに簡単にまねされることもなくなる」(同)からだ。
 その一方で、「分からないことはその道のプロに聞くことが必要」(同)と強調する。その理由として「自分たちの既存技術だけで作ろうとすると、自分で限界を決めてしまうことになるからだ」と話す。製品のメッキ技術では専門家に助言を求め、意匠、機能面で優れた新製品を開発した。
 同社は一貫生産体制を生かし、試作を自社内で行う。これは納期やコストの面で有利だ。「開発は時間との戦い。製品化への期間が短縮できることは大きい」(同)と語る。
 常に社長と社員が緊張感を持って取り組むアタゴ。一方で、雨宮社長は社員間のコミュニケーション活性化に人一倍力を入れている。同社では年1回、国内の社員が集まるコミュニケーションデーを開催している。バーベキューなどの催しを通し、社員間の結束を強めている。また、全社員のプロフィル帳の作成や、社員の結婚記念日に自宅へ花束を贈るなど、社員の連帯感を高める取り組みを行う。「社員の結束力が当社の元気の源。中小企業はチームワークがあれば勝っていける」と話している。

ポケット糖度・濃度計「PAL-1」

ポケット糖度・濃度計「PAL-1」

Onepoint

元気の源は社員の結束

 常に新製品開発に対し、高い要求をつきつける雨宮社長。それは専務時代、競合他社に新製品を出された時の苦い思い出でから来ているという。会社全体が危機感を持って業務に取り組んでいるのがアタゴの強みだ。それに応える高い技術力も新製品開発を支えている。また、トップダウンで進めるだけでなく、全社員から新製品のアイデアを提案できるカードを作成する取り組みも行っている。社員が結束し一丸となって取り組めるのが、元気な理由だ。


掲載日:2013年11月18日

東京都製造業

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