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元気印中小企業


技術力で顧客をサポート [神戸天然物化学]

広瀬克利社長

広瀬克利社長

会社名 神戸天然物化学(株)
代表者 広瀬克利社長
業種 有機化合物の受託研究、受託製造・分離精製および技術開発
所在地 兵庫県神戸市西区高塚台3-2-34
電話 078-993-2203

医薬、電機業界の縁の下の力持ち

 神戸天然物化学は医薬メーカーから委託を受けて医薬品の原料、材料となる原薬や医薬中間体を供給する医薬事業と、液晶や有機ELなど電子分野向けに機能性材料を合成して供給する機能材料事業を主力としている。これまで国内外の大手企業80社や大学、公的研究機関と取引実績がある。これに加え、遺伝子組み換え体による有用物質生産などのバイオ事業を新たな事業の柱と位置付け強化を図っている。
 医薬、電機業界は最先端の技術開発を世界各国が競い合っている分野。「顧客の要望に着実にこたえるだけでなく、要望を先取りして提案する技術力で選ばれる存在となる」(広瀬社長)ことをモットーとしている。

国内外の医薬メーカーと取引

 同社の強みはさまざまな有機化合物を、数キログラムから年間数トンまでさまざまな規模で合成する体制を構築していることにある。なかでも医薬関連の受託生産は、薬事法に基づいた生産体制を求められるなど、特別な対応が必要になる。
 同社は多数の化合物を同時に合成し目的に応じて活用する「コンビナトリアル合成」や、国が規定した医薬品生産における品質管理基準「GMP」に対応した生産体制を構築済みで、医薬原薬や中間体生産のあらゆるニーズに対応できる。
 また2005年に「KNCバイオリサーチセンター」を開設、バイオテクノロジー分野にも進出した。長年培った化学合成技術や分離精製技術を活用して、ペプチド合成、核酸合成、遺伝子組み換えなど、創薬開発における最先端技術を提供している。
 一方、医薬、機能材料、バイオ事業それぞれに開発室を設けて、共同開発を行う体制作りも進めている。同社には修士課程修了者が100人以上、博士課程修了者が20人以上おり、共同研究が可能な人材もそろえている。
 生産では中小企業基盤整備機構が島根県出雲市に整備した出雲長浜中核団地に用地を確保し、これまでに医薬、機能材それぞれの量産工場を開設した。また、中国にも生産子会社「大神医薬化工(太倉)」を配し、低コスト生産にも応じられるようにしている。
 「当社が取り組む事業は、現時点では中国などの新興国は追随できないが、今後を考えれば安閑としてはいられない。技術力、生産体制あらゆる面でどこにも負けないところまで高めていきたい」(同)と意気込んでいる。

機能材料の最先端生産設備を置く<br>出雲第2工場

機能材料の最先端生産設備を置く
出雲第2工場

Onepoint

共同研究、提案力を強化

 今後は「受託生産に加え、共同開発、提案型事業を強化する」(広瀬社長)方針だ。同社が蓄積した合成化学のノウハウや最先端技術を有効活用して、医薬メーカー、電機メーカーや大学に共同開発を積極的に働きかける。受託生産だけではいずれコストの安い新興国に、取って代わられる可能性もある。共同開発まで関係を強化し、そのリスクを回避する。さらに共同開発の成果として特許の共同出願、共同保有ができれば、同社にとっても大きな資産となる。


掲載日:2013年11月15日

兵庫県製造業

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