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元気印中小企業


世界に先駆けたフレームワーク型テレビ会議システム [SOBAプロジェクト]

元気のひみつ
  • 開発コスト10分の1で実現
  • 遠隔医療など400社が導入、5年後1000社に
  • 独自技術で「手塚治虫マガジン倶楽部」を運営受託

 2012年夏。国際宇宙ステーション(ISS)の星出彰彦宇宙飛行士と子供たちとの宇宙交信イベントが行われた。地球と宇宙とを結んで直接会話するイベントで、子供たちは星出飛行士との話に目を輝かせた。SOBAプロジェクトの乾和志社長もその一人。宇宙の話もさることながら中継技術も注目され、「当社のweb会議・中継システムの評価がさらに高まる」と期待を隠さない。
 交信を子供たちがいる東京、大阪、広島の3会場に中継し、直接会話できるようにしたのが同社のweb会議システム「SOBA mieruka(ソーバ ミエルカ)」。音質や画質の良さ、遅延がないことが評価され、2011年に続いて採用された。
 2005年、「mieruka」のベースとなるミドルウエア「SOBAフレームワーク」を技術の核にしたP2P型web会議システム事業で設立した。受託開発や「mieruka」など汎用(はんよう)のビジュアルコミュニケーション製品群を展開、売上高の9割以上が「フレームワーク」をベースにする。世界に先駆けたフレームワーク型テレビ会議基幹システムで、web会議システム開発に必要な基幹部品は完成済みなのが最大の特徴だ。「このため要望に応じて部品を組み変えるという簡便さでシステム開発を実現、開発期間や費用を大幅に抑える」。「フレームワーク」はテレビ会議の開発費用が10分の1程度という高いコスト競争力を武器に、遠隔医療や行政サービスシステムなどで導入され、「mieruka」で約400社、ユーザー数で3000人を超えている。

時代の到来を確信

 「フレームワーク」開発は1999年のオムロンと京都大学の共同研究プロジェクトに始まる。当初は“誰もが手軽に使える端末”開発が目的だったが、アイデア交換の末行き着いたのがユーザーインターフェース、ビジュアルコミュニケーションというキーワードだった。乾社長はオムロンの技術者の立場で参加。「当時のテレビ会議はISDNや電話回線を使っていた頃で、画像も粗くコミュニケーションと呼べるものでなかった」。が、「高速ネットワークの時代は必ず来る」と乾社長は確信を持っていたという。
 予想に違わずブロードバンド、光ネットワーク時代が到来。プロジェクトは東京工業大学やNTTコムウェアなどが加わり、02年に「SOBAフレームワーク」を公表、幾度かのバージョンアップを経て、05年に商品化、事業会社であるSOBAプロジェクト設立となった。
 採用第一号は賃貸住宅ネットワークの受託開発で、端末で離れた営業マンと相談しながら物件探しができるシステム。以降企業向け受託開発を受ける一方で、テレビ会議システムの汎用型「mieruka」を投入した。ASPサービスでインターネットに接続したパソコンやwebカメラなどあればすぐに利用できる。エクセルやワードの資料編集ができパソコンの遠隔操作にも活用できる。毎秒2メガビットの高精細映像を送受信。映像やテキストデータを共有しながらのテレビ会議、映像音声の遅延が少ないためスポーツやイベントの中継システムとして活用される。「発売前にオートバイレースと展示会場とを中継した。予想した通り需要は大きい」と胸をはる。

地方で人気講師の授業を可能に

 教育分野からの注目も熱い。長崎県では今年、離島の通信制生徒の遠隔授業に「mieruka」を導入。学校統合や災害時対応など見据えて各地から視察が絶えないという。「SOBAスクール」は学習塾市場を狙った個別指導システムだ。人気講師や東大や京大など有名大学講師の指導が地方にいながら個別に受けられ、事業拡大を狙う全国50以上の塾が採用している。
 無料セミナー配信サービス「SOBA Live」も始まった。基本サービスは無料でオプションで課金の仕組みを作る「フリーミアム」モデルとして育成する。映像・資料を2画面で表示し、公開・非公開が選択できる。このように高機能ですべて無料は業界初の試みだ。
 「mierukaで5年後1000社採用」が当面の目標。「ホームページのタグをクリック。自治体やインテリアコーディネーター、小売店など対面で相談や商談ができる」コンシュルジュサービスとしての導入が大きく伸びると見る。
 社名の通り、いつもそば(SOBA)に。距離を超えて時間と体験を共有できるビジュアルコミュニケーションで市場を切り開く。


通常画面でアプリケーションを共有

通常画面でアプリケーションを共有


Onepoint

利用者の立場で開発

 高速ネットワークの時代を早くから確信し、ASPサービス「SOBA mieruka」、無料サービス「SOBA Live」など経済的手軽さや操作性など利用者の立場でのシステム開発が功を奏した。同社のコミュニケーション技術、webAPI技術は各方面で評価が高く、会員交流サイト「手塚治虫マガジン倶楽部」の運営受託もしている。会員同士の交流機能のほか、「鉄腕アトム」などの電子書籍、声優の吹き替えにあわせて場面が動くモーションマンガなどをそろえる。同社の存在感をあらわすひとつだ。

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企業データ

乾和志社長

乾和志社長

会社名 (株)SOBAプロジェクト
代表者 乾和志社長
業種 情報産業業
所在地 京都府京都市下京区中堂寺粟田町93(京都リサーチパーク6号館)
電話 075-323-6066

掲載日:2012年10月 4日

IT京都府

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