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元気印中小企業


障害者向けの運転補助装置できめ細かく対応 [ニッシン自動車工業]

亀田藤雄社長

亀田藤雄社長

会社名 (株)ニッシン自動車工業
代表者 亀田藤雄社長
業種 身障者用自動車運転装置及び車いす用昇降リフト等の製造販売業
所在地 埼玉県加須市間口456-1
電話 0480-72-7221

 ニッシン自動車工業は足が不自由な障害者が自動車を運転するための手動運転装置や車いす収容装置など関連装置を製造、販売する。顧客一人ひとりから細かく要望をヒアリングし、オーダーメードで対応する。丁寧な仕事ぶりと、運転装置の操作性の良さが評判を呼び、北海道から沖縄まで同社に訪れる顧客は後を絶たない。

社長自ら考案、開発

 同社主力製品の一つが「APドライブ」。ハンドルを操作するための持ち手と、手動でブレーキを操作できるレバーで構成する。社長自ら考案し開発した。
 最近では手と足が不自由な人向けに、ジョイスティック式自動車運転補助装置を開発した。ジョイスティックを操作し、ハンドルやブレーキを電気モーターで作動させ運転できる。昨年国土交通省から認可を受け、注文も相次いでいる。「私自身、足が不自由なので、とにかく自分が乗りやすい装置の開発を追求してきた。使いやすさの追求は結果的に安全性向上につながる」と亀田藤雄社長は自らの経験からこう言う。
 亀田社長は自動車修理工場勤務を経て、同社を創業した。整備士時代に事故で脊髄を損傷。腰から下がマヒしてしまった。厳しいリハビリを経て職場復帰した後、移動しやすいように自分で運転装置を作り始めた。次第に同じリハビリ施設の仲間から「自分も同じモノを作ってほしい」と頼まれるようになり、現在の事業体に成長した。
 亀田社長は「APドライブを車に取り付けて、自分で運転して帰りたいと遠方から来た方がいて、完成するまで会社に泊まってもらったこともあった」と笑顔で当時を振り返る。
 同社は運転補助装置を取り付ける前段階である自動車購入時の車種選定から相談対応するほか、障害や普段の生活習慣まで丁寧にヒアリングして最も適した装置を提供する。一人ひとりの体にあった操作性を追求、提案するスタイルは創業当時から全く変わらない。

40周年で全国を回り保守・点検

 昨年、埼玉県内2工場を集約し、同県加須市に敷地面積6600平方メートルの新社屋・工場を設立した。駐車場や作業スペースが拡大し、作業効率も向上した。
 2013年で主力製品「APドライブ」の発売からちょうど40年を迎える。これに合わせ今年から3年間で47都道府県を周り、運転補助装置を保守・点検する「全国アフターケアキャンペーンを」始める。各県の障害者協会と連携し、他社製品も含めて安全をチェック。必要であれば部品も取り換える。亀田社長は「アフターケアキャンペーンは以前も単発では開いてきたが、多くの方に喜んで頂いて私たちもやりがいがある。全国のユーザーに会うのも楽しみ」と、“全国横断”に向けて意気込む。


手動運転装置

手動運転装置


Onepoint

終わりなき開発

 自動車を購入する際の車種相談から、修理・メンテナンスまで、ユーザー目線に立ってトータルサポートする丁寧な仕事ぶりが支持を集める理由になっている。亀田社長の「体の状態は千差万別。開発に終わりはありません」との言葉通り、現在もユーザーの声を反映させてさまざまな角度から製品ラインアップ拡充に取り組む。経験豊富な技術者がそろっているのも強みで、今後も国内市場を中心に事業展開し、シェアを拡大していく方針だ。


掲載日:2012年3月22日

埼玉県製造業

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