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元気印中小企業


安全・安心で価値あるおいしさを追求 [セゾンファクトリー]

齋藤峰彰社長

齋藤峰彰社長

会社名 (株)セゾンファクトリー
代表者 齋藤峰彰社長
業種 食品製造販売業
所在地 山形県高畠町大字元和田1566
電話 0238-56-2244

ブランドづくりは人づくり

 「人=ブランド。ブランドづくりは人づくりであると考えている。社員一人ひとりが成長することでしか進化できない」。セゾンファクトリーの齋藤峰彰社長は“人間力”による企業の継続を強調する。食品製造販売を通じて磨く社員個々の向上心が同社の基盤ともいえる。
 素材にこだわる旬の工場を意味するセゾンファクトリー。1989年設立の同社は、当初はジャム工場としてスタートした。現在はジャム、ドレッシング、飲料を柱とし、新たにプリンなどのデザート分野にも力を入れつつある。現在、北海道から九州まで地域一番店となる百貨店などに計29店舗(直営23店舗)を展開。年商は31億4000万円(2011年2月期)で、12年2月期は売上高32億円を見込んでいる。東日本大震災による間接的な影響もあったが増収をにらんでいる。
 同社の商品は豊かな自然に恵まれた山形県高畠町の自社工場で生まれる。旬の味にこだわった付加価値の高いモノづくりが特色だ。果物や野菜など国内を中心に旬の厳選された素材を独自に調達し、すべて人の手によって商品化される。職人一人ひとりが目の届く作業環境を構築し、各素材の味を引き出すモノづくりに特化。一般の量産化とは一線を画すモノづくりで、素材の量に合った数量限定の商品を提供するスタイルを貫いている。齋藤社長は「作った量だけを売っていく。安全・安心で価値のあるおいしさを追求するのがセゾンファクトリー」と強調。同社が取り組む一流の商品づくりにより、自社が価格を形成できる経営を進める。

新卒募集に3000人がエントリー

 こうした姿勢が目に留まるのか同社への就職を希望する学生も多い。2008年度から始めたリクルートを通じた新卒の採用募集では約800人がエントリー。09年度には約1600人、2010年度2800人、11年度約3300人と年々増えている。今年4月の入社は18人で、近年は将来の研究開発分野を担う理系の人材も増えつつあるという。現在同社の社員は約280人。平均年齢30歳前後の若さが成長の原動力でもあり、「良い意味で体育会系を実践」(齋藤社長)する中で、チーム力を磨いている。
 一層の成長には新たな商品分野の開拓が欠かせない。新たな成長領域とみるデザート分野は、流通手法に「CAS(セル・アライブ・システム)」と呼ぶ新冷凍技術を採用。CASは解凍後も凍結前と変わらない食材の味、うまみなどを再現できる技術という。セゾンファクトリーでは冷凍機メーカーなどと連携して、昨年から山形県の助成も受けて、乳化製品の流通にCASを活用する手法を確立した。すでに東京方面などへのプリンの流通に活用している。今後デザート分野ではゼリーの開発などを進める方針だ。
 東日本大震災の影響としては、本社工場に隣接する新工場の着工が建設資材の調達面などからストップした。新工場は当初計画から約一年遅れて12年3月にも着工する。延べ床面積は約3300平方メートル規模で、13年春の完成を目指す。世界を意識した商品づくりに向けて新工場には研究開発部門などを充実させる構えだ。齋藤社長は「まだまだ道半ば。常に危機意識を持ってやっていく」とし、15年には年商50億円を目指している。


本社工場に隣接する新工場(右側)完成イメージ

本社工場に隣接する新工場(右側)完成イメージ


Onepoint

当たり前のことを徹底

 本社工場を訪れると、大きな声で「こんにちは」とあいさつされる。人材育成の一環で、あいさつや整理整頓など「当たり前のことを当たり前にやる」姿勢が徹底されている。齋藤社長が言う「良い意味での体育会系」で、毎月一回は社内に「体育の日」を設けており、球技などに社員が自主参加してチーム力を向上させているのも特色の一つだ。社長と社員の交流が密で、全国の店長とも定期的に合宿を開いて現場の声を経営に反映させている。向上心を持った人材が同社の成長を支えている。


掲載日:2011年12月 7日

山形県食品

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