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元気印中小企業


オンリーワン技術で勝負 [仲代金属]

安中茂社長

安中茂社長

会社名 (株)仲代金属
代表者 安中茂社長
業種 金属加工業
所在地 東京都足立区加平2-9-2
電話 03-3605-7730

「細・薄」にこだわり

 「連続切断(スリット)加工したものを、誰かがチップ化しているはず。わが社の精密カット技術を用いれば、顧客のメリットは大きいはず」と、安中茂社長は直感した。ビジネスチャンスは、すぐそこに転がっていた。
 仲代金属は1976年にスリット加工会社として創業した。以来、一貫して「細・薄」技術に磨きをかけ、87年には結晶構造のような規則性を持たず加工が難しいアモルファス合金のスリット加工技術を開発し、関係業界を驚かせた。25マイクロメートル(マイクロは100万分の1)厚のアモルファスを0.1ミリメートル幅に切ることができる技術も確立した。
 スリット加工で培った技術を生かし開発に成功したのが、縦長にスリット加工した金属を横方向に連続切断してチップ化する「精密チップカット」だ。チップはプレス加工で成形するのが普通だか、同技術では金型を使わないため、コストは20分の1以下と安価に仕上げることができる。
 アマモルファス合金や、アルミ、銅など幅広い金属に対応し、素材によっては最小で0.1ミリメートル角サイズに微細成形することも可能だ。アモルファスに樹脂を張り合わせたラミネート複合材でも精密加工できる高度な技術も開発した。電子部品をはじめ、幅広い需要が見込まれる。
 情報通信機器や自動車部品の微細化、高性能化に伴い、より微細かつ低コストな製品を大ロットで安定供給することが求められている。開発した精密チップカット技術は時代の要請に十分対応できる。

海外展開も積極化

 需要の伸びを受け仲代金属は、本社工場(東京都足立区)のほかに、93年に加平第2工場(同)を新設させたほか、96年に東和工場(同)を、97年には新潟工場(新潟県新発田市)を相次いで建設した。
 市場は国内だけではない。01年に韓国に合弁会社を設立したのに続き、03年には岩谷産業と中国における金属電子材料の精密スリット加工で提携した。仲代金属は岩谷が華南地区に持つ工場に無償でスリット加工機を設置させてもらい、岩谷から生産委託を受ける形式をとっている。仲代金属は華南に社員2人を派遣、現在現地採用者は50人規模になっている。
 04年には新潟工場を阿賀野市に増設移転させた。同工場の敷地には6600平方メートル以上の空き地がある。受注が急増してきても「増設して対応できる」(同)ほどの余裕がある。精密チップカット事業が本業のスリット加工事業を抜く日も近いかもしれない。

各種の非鉄金属の精密スリット加工に取り組む

各種の非鉄金属の精密スリット加工に取り組む


Onepoint

取れるか 技術標準

 「簡単にできる技術はダメ。すぐに競合が増える」。安中社長は仲代金属の技術開発に対する姿勢をこう語る。アモルファスの超微細スリット加工において、いまだに競合がほとんどない事実が、この言葉に重みを加えている。同社が満を持して世に出した精密チップカット技術。プレスに対する大きな優位性を武器に、ユビキタス社会に向けた電子・情報通信機器向け部材加工のスタンダードとなる可能性もある。


掲載日:2011年9月22日

東京都海外展開金属加工

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