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元気印中小企業


急速充電技術で環境問題に貢献[テクノコアインターナショナル]

高岡浩実社長

高岡浩実社長

会社名 テクノコアインターナショナル(株)
代表者 高岡浩実社長
業種 製造業
所在地 兵庫県尼崎市道意町7-1-3、尼崎リサーチ・インキュベーションセンター206
電話 06-6418-2900

単3形なら30分で充電完了

 旅行に持って行くデジタルカメラを確認すると電池切れだった。充電に時間がかかる。出発時間が迫っていて、充電が間に合わない―。
 デジカメが普及したことでこんな経験をする機会が多くなった。携帯電話でもノートパソコンでも携帯ゲーム機でも、充電池を搭載したモバイル機器ではよくある出来事だ。外出先で仕事や通話ができるのは便利だが、充電には時間がかかる。
 こんなストレスを解消してくれる技術がある。テクノコアインターナショナルの急速充電技術「IC&C」だ。この技術を搭載した充電器を使うと、満充電まで通常の3分の1の時間で済む。単3形なら30分で充電が完了する。しかも、すべての電池に対応する。通常、電池メーカーの充電器は同じメーカーや適合した電池しか充電できない。また「充電中に電池を痛めることがなく、電池寿命が10倍以上になる」(高岡浩実社長)のも特徴だ。
 会社設立は2000年2月。高岡社長は大手電機メーカーで太陽電池の研究をしていたことから、エネルギーに関心を持っていた。「乾電池の廃棄量は年間48億本。充電してリサイクル利用すれば環境に優しい。しかし充電池は充電時間がかかりすぎる」と考え、急速充電技術の開発を始めた。新産業創造研究機構(NIRO)の2次電池研究会で急速充電技術に取り組み、その成果からIC&Cが生まれた。

フォークリフトや電気自動車にも

 IC&Cとはどんな技術なのか。「お風呂にお湯を入れる時、蛇口をいっぱいにひねってお湯を出す。そして時々お湯がたまったかどうかを見に行く。この作業を電気的にやった」と高岡社長は説明する。
 つまり、速く充電(お湯をはる)するために許容最大電流(蛇口をいっぱいにひねって)で電池に電気をためる。時々充電を止めて、満充電になったかどうかをお風呂と同じようにチェックするという原理だ。温度変化で満充電を確認するよりも効率的で、しかも電池を消耗しない。
 現在、単3形や単4形電池用の急速充電器を一部の家電量販店で販売している。ほかにフォークリフト用の充電器としてもサンプル出荷中だ。フォークリフトでは12時間かかっていた充電時間が2時間半で済む。その分、フォークリフト1台当たりの作業時間が長くなり、業務効率が上がる。また所有するフォークリフトの台数も減らせる。
 これまでメーカーは便利さを追求してきたが「エネルギーにメスを入れてこなかった」と指摘する。急速充電技術で「無駄なエネルギーの使われ方をなくし、環境問題に寄与したい」と話している。夢は「電気自動車への応用」と目を輝かせる。

急速充電器

急速充電器

Onepoint

ユビキタス社会に対応

 大手電池メーカーが手がける急速充電器は自社製電池だけに対応している。メーカーを問わず、すべての電池が使える急速充電器を販売できるのはベンチャー企業ならではの強みだ。消費者にとっても、すべての電池を充電できる方が使い勝手がいいはず。ユビキタスネットワーク社会の実現が近づくと、充電池の果たす役割は重要になってくる。そうなると、同社の急速充電技術への注目度も自然と高まることになる。


掲載日:2011年7月 5日

兵庫県環境製造業

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