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元気印中小企業


ペットボトルを最終製品までリサイクル [ウツミリサイクルシステムズ]

内海正顕社長

内海正顕社長

会社名 ウツミリサイクルシステムズ(株)
代表者 内海正顕社長
業種 廃棄物処理業
所在地 大阪市中央区内本町1−2−15
電話 06-4791-5555

年間8万トンの原油軽減に貢献

 ペットボトルの国内年間生産量は50万トンともいわれ、年々増加傾向にある。増え続けるペットボトルの再生処理事業者として活躍するのが、ウツミリサイクルシステムズ(大阪市中央区)だ。
 同社の特長は、最終製品まで一貫生産できる点にある。回収ペットボトルを薄片(フレーク)にしただけで販売する業者が多い中で、「リサイクルで社会貢献するには、一貫生産する必要がある」と考えた同社は、フレークを原料に卵やフルーツの容器など最終製品にまで仕上げる道を選んだ。1996年には約7億円を投じた泉南工場(大阪府泉南市)が稼働した。最終製品だけでなく、フレークにして洗浄した後、シートにするほか、加熱してプラスチックの小球(ペレット)にする加工なども手がけている。
 容器などの成形品は生活協同組合や大手食品スーパー(SM)、問屋へ販売する。また、シートやポリエステル糸などの原料となるペレットは紡績メーカーなどに販売している。回収ペットボトルを使った容器は、純粋なバージン原料を使った容器に比べて10−15%程度安いため、SMなどからの需要が伸びているという。
 ここへきて原油価格高騰も追い風となってきた。バージン原料の値段が上がり、ペットボトルの再生利用が見直されているためだ。実際、同社のペットボトル再生分だけで、年間8万トンの原油軽減に貢献しているという。環境貢献企業としての認知度も徐々に上がり、需要とともに業績も順調に拡大している。

りんくう、小牧の2工場体制へ13億円投資

 業績拡大を受け、1億円を投資じ従来の年間再生処理能力7500トンを、2005年1月に同1万トンへ引き上げた。2008年までには、総額13億円をかけ、泉南工場を2万平方メートル規模のりんくう工場(大阪府泉南市)に移設する。りんくう工場は24時間稼働の計画で、小牧工場(愛知県小牧市)との2拠点体制整備を進めている。
 同社の経営理念の中には、「利益ある成長企業」という項目がある。現在、株式上場を視野に入れており、近年中にヘラクレス上場を目指している。また「社内のディスクロージャー」という理念にのっとって、全従業員に経営数字を公開している。ただ単に公開しても、数字の意味が理解できなくては公開が目的化してしまうため、本社の従業員には全員に簿記2級を取得させている。取得のための講習会も実施しており、工場など現場では同3級の取得を促している。全従業員が、リサイクル事業にとって不可欠な原価計算ができるのも、同社ならではの強みだ。
 一層の企業成長のために、ペットボトル以外のプラスチックリサイクルを模索中で、リーディングカンパニーの挑戦はまだまだ続く。

ウツミリサイクルシステムズの製品

ウツミリサイクルシステムズの製品

Onepoint

効率的なペットボトル回収が課題

 ペットボトル生産量50万トンのうち、市町村の分別回収量は22万−23万トンで、残る25万トンは焼却されたり、海外に流出している。自治体合併や海外輸出分増加の影響もあって、2004年度の市町村回収量は減少した。再生利用が可能で、有効な資源でもあるペットボトル。これをいかに効率よく回収し、再生利用するかが今、大きな課題となっている。


掲載日:2011年4月 5日

サービス業大阪府環境

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