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元気印中小企業


ハイテク装置で試作を代行 [東成エレクトロビーム]

上野保社長

上野保社長

会社名 東成エレクトロビーム(株)
代表者 上野保社長
業種 製造業
所在地 東京都西多摩郡瑞穂町高根651−6
電話 042-556-0611

新鋭機を積極導入、実演会で新型紹介

 全国3100社と取引をしている試作・加工専門の中小企業が東京・多摩地域にある。東成エレクトロビーム(東京都瑞穂町)は、電子ビーム、レーザーなど最先端のハイテク加工装置を全国でもいち早く導入し、新製品などの試作業務を受託している。
 強さの秘密は積極的な設備投資だ。ここ数年は年平均数千万円を投じて、最新の加工装置を導入している。顧客と秘密保持契約を結び、最新設備で顧客に代わって試作に取り組むほか、場合によっては量産も請け負う。顧客は専門のオペレーターのアドバイスを受けながら先端の加工装置・機器に触れることができる。顧客自身は設備投資を一切することなく、最新設備や高価な装置を試すことができるというわけだ。
 こうした業務を手がける会社の存在は、装置・機器メーカーにとってもメリットが大きい。東成が持つマーケット情報を開発などに生かせる。東成はメーカーと最終ユーザーの"架け橋"となっているのだ。
 東成が保有している設備は、母材を溶かさずにろう付けできるレーザーシステムや、非金属にも対応するレーザーマーキングなど、電子ビームを使う装置が13台、レーザー装置が40台ある。東成は今まで展示実演会「オープンハウス」でこれらの装置を顧客に紹介してきた。国内ではまだ珍しい装置の機能を一目見ようと、自動車部品メーカーなどの関係者が毎回、大勢訪れる。
 また、営業部を改編し、さまざまな業種・業態の企業に営業活動を行うことで、新規顧客の獲得をしてきた。更に1億5000万円を投じ、電子ビーム溶接機を新しく導入した。半導体製造装置メーカーなど約200社の新規開拓を目指している。
 09年3月期の売り上げは10億5000万円、10年3月期は売り上げは厳しい景況のため、前年度比マイナスとなる見込みだ。

異業種交流で新技術、ビジネス創成を下支え

 同社は異業種交流にも積極的だ。特色ある技術を持つ全国の加工業者と連携し、共同受注体「ファイブテックネット」を組織している。メンバーは同社のほか工具製造の中村超硬(大阪府堺市)、光学研磨のクリスタル光学(大津市)、金属切削のスズキプレシオン(栃木県鹿沼市)、微細加工機製造のピーエムティー(福岡県須恵町)の5社。キーワードは「新連携」だ。
 5社はいずれも得意分野が異なり、地元にそれぞれ固有の営業基盤を持つ。「優れた技術を持つ企業同士が広域的に連携し、全国規模で事業展開する」(上野保東成エレクトロビーム社長)のが狙いだ。中村超硬の新規事業立ち上げを東成が技術面で後押しするなど、目に見える成果も上がってきた。中村超硬ではこの事業部門の事業化にこぎ着けた。東成の技術が新たなビジネスの創造につながった一例であり、同社が新しい産業の創成を下支えする場面が今後さらに増えそうだ。

新装置の実演会には多くの関係者が詰めかける

新装置の実演会には多くの関係者が詰めかける

Onepoint

中小企業の新たな事業モデルを提案

 ダウンサイジングにより大手企業が失った機能を補完し、"なくてはならない企業"になることで、ビジネスチャンスを見いだす―。高エネルギービーム装置を軸足に、ニーズに的確に対応してきた。ヒト・モノ・カネが不足しがちな中小企業の広域連携と、公的な補助金制度活用で成功を重ねている。所在地が地方だとしても事業には不利にならないことを証明し、中小企業の新たな事業モデルを世に提案している。


掲載日:2010年4月20日

東京都製造業

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