本文とサイドメニューへジャンプするためのナビゲーションスキップです。

スタートアップガイド

J-Net21 中小企業ビジネス支援サイト

  • J-Net21とは
  • スタートアップガイド
中小機構
  • メルマガ登録
  • RSS一覧
  • お問い合わせ

HOME > 経営をよくする > 元気印中小企業

元気印中小企業


"天下の下請け"を自負 [三琇プレシジョン]

神谷昭司会長

神谷昭司会長

会社名 (株)三琇プレシジョン
代表者 神谷昭司会長
業種 製造業
所在地 愛知県高浜市稗田町4−1−55
電話 0566-52-3421

精密樹脂部品の成形加工で一流企業と取引

 三琇プレシジョンは、精密樹脂部品の成形加工を手がける。外径1ミリメートル以下の部品や直径0.23ミリメートルの穴が多数開いた部品を成形する「超小型精密成形技術」や、2種類の異なる材料を組み合わせて成形する「異種材料成形技術」、厚さ0.1ミリメートル以下の部品を製造する「超薄肉成形技術」などが得意だ。これらの技術を武器に"天下の下請け"を掲げ、キヤノンやセイコーエプソンなど世界に名だたる一流企業と取引している。
 三琇プレシジョンは1942年(昭17)に腕時計針の製造でスタート。戦後には腕時計用針のトップメーカーに成長し、さらに製造品目を腕時計の文字盤や外装部品に広げ、事業は順調だった。
 ところが、同時に危機も芽生えつつあった。時計が成熟産業になったからだ。業績拡大は見込めず、むしろ悪化の方が懸念された。その懸念は、主要取引先の時計メーカーが針の内製化を始めたことで、現実のものとなった。
 ピンチを迎えたとはいえ、同社は時計針のトップメーカーとして高い技術力を持っていた。そこに目を付けた大手電子機器メーカーから、「樹脂金型をつくってくれないか」と持ちかけられた。

顧客ニーズに技術力で応える

 同社は金型も製造しており、高精度が求められる時計針用の金属向け金型で培った製造技術には自信があった。樹脂金型は初めてだったが、蓄積した技術、知識を生かして要求以上の金型を完成させた。さらに、電子機器メーカーに金型を納品する際、その金型を使って成形した樹脂部品のサンプル品も持ち込んだ。
 この金型と成形品が同社の技術力を示す結果となり、その電子機器メーカーとの取引がスタートした。同時に、同社が樹脂部品の成形加工に進出するきっかけとなった。約40年前のことだ。
 それから現在まで、同社は樹脂部品の超小型精密成形技術、異種材料一体成形技術、超薄肉形成技術など数々の新技術を確立してきた。こうした技術は、40年前と同じように「顧客から依頼されたことに挑戦してきた結果」(神谷昭司会長)だ。新技術確立とともに、取引先も拡大していった。現在は主にプリンターやカメラ、自動車内装用などの精密樹脂部品を生産している。
 「技術はある。ただ、商品知識がないため、顧客の必要とするものが分からない。それでも、必要な技術を見つけてもらえば、それに応えていく」(同)。これが同社の基本姿勢だ。加えて、「他の追随を許さない技術を確立する自信がある」(同)という。"天下の下請け"を自負するゆえんだ。
 同社は、部品の試作金型製作から量産化まで一貫して行える体制を整えている。今後も"天下の下請け"を掲げ、顧客の難しい要望に応えていく。

工場内は樹脂成型機がズラリと並ぶ

工場内は樹脂成型機がズラリと並ぶ

Onepoint

生産管理も徹底

 三琇プレシジョンは、金型や成形機を常に最良の状態に保つため、社内にメンテナンス専用部隊を置き、生産管理を徹底している。また、製造後の部品を傷つけないよう取り出したり、搬送したりする専用機を自社製作している。高品質な製品を提供しようとする姿勢の表れだ。技術力と合わせ、こうした真摯な姿勢が顧客の信頼獲得につながっている。


掲載日:2010年4月15日

愛知県製造業

最近の記事


このページの先頭へ