本文とサイドメニューへジャンプするためのナビゲーションスキップです。

スタートアップガイド

J-Net21 中小企業ビジネス支援サイト

  • J-Net21とは
  • スタートアップガイド
中小機構
  • メルマガ登録
  • RSS一覧
  • お問い合わせ

HOME > 経営をよくする > 元気印中小企業

元気印中小企業


ラスクフランスで全国区に [シベール]

熊谷眞一社長

熊谷眞一社長

会社名 (株)シベール
代表者 熊谷眞一社長
業種 製造業
所在地 山形市蔵王松ヶ丘2-1-3
電話 023-689-1131

東京・青山にも進出

 パンと洋菓子を製造販売するシベールは、山形市、仙台市で店舗および工場を展開。通信販売による売り上げと合わせ、09年8月期には年商42億円を計上するなど、同地域で業界トップクラスに成長している。
 04年10月には東京・青山に初出店を果たしたほか、同年12月には山形県天童市に店舗面積が700平方メートルを超える大型店「シベールの杜」天童店をオープン。洋菓子店、パン工房、イタリアンカフェをワンフロアに設けた新しいコンセプトの総合型店舗で、地元客や観光客らで連日にぎわうなど好調なスタートを切っている。
 和菓子店に生まれた熊谷眞一社長だが、高校卒業後はあえて家業を継がず、仙台市で洋菓子を修業。25歳になった1966年、山形市にシベールを創業した。
 「4坪に満たない小さな店で、年商は240万円」(熊谷社長)からの出発だったが、店にキャッチフレーズを付けてのPR展開などが功を奏して、年商は10倍の3000万円に。さらに10倍を目指し、パン製造の開始、仙台市への進出などを進めた結果、年商3億円も達成した。
 続いて年商30億円を掲げて、山形市に大型店を開設。大繁盛した一方、駅を挟んだ反対側の既存店は売り上げが急落するという現象に頭を悩ます。「市場規模の把握ができておらず、山形市で多店化を進めても店同士の食い合いになるだけ」(同)だった。

通販好調、和食も視野に

 そこで全国に目を向け、単品を無店舗で通信販売するPIS事業に着手。目玉の製品について、既存の物や他店にある物ではなく、ありそうでない物をポイントに開発したところ、現在の主力であるラスクフランスが誕生した。
 ラスクはもともと、フランスパンの2次加工品に過ぎず、ラスクで勝負をすることに現場の反対もあったものの一年かけて説得。100人の顧客をサンプルに始めたところ、30人からの受注に成功した。ラスクのために上質なフランスパンを焼き、注文の分を毎日手作りする新鮮な商品は口コミで評判が広がり、現在の顧客数は30万人を超えた。
 99年にはラスク専用ライン「麦工房」が稼働。その2年後、同敷地内に洋菓子製造工程が外から見学できる店舗兼工場「ファクトリーメゾン」をオープンした。その結果、03年には売り上げ32億円を計上した。
 創業以来の経営理念に「日本の食卓の情景、ゆかしい贈り物の風習を、豊かで創造的で幸福感に満ちたものにする」を掲げ、5年間で2.76倍の成長を7回続けて現在に至った。目標は年商300億円だ。

主力商品「ラスクフランス」

主力商品「ラスクフランス」

Onepoint

店舗展開を加速

 ローコストの無店舗販売が売り上げの約半分を占めており、その利益を新店舗建設などへ投資できるのが強み。流通・小売業界は郊外における大型店が増加傾向にあり、「シベールの杜」天童店をモデルケースとした一層の店舗展開に拍車がかかりそうだ。


掲載日:2010年4月 6日

山形県製造業

最近の記事


このページの先頭へ