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元気印中小企業


国内外で高い信頼勝ち取る [テクノロール]

西脇宏社長

西脇宏社長

会社名 テクノロール(株)
代表者 西脇宏社長
業種 印刷用機器製造業
所在地 大阪府和泉市テクノステージ3-4-5
電話 0725-53-3933

海外市場で成長

 特殊インクを使って印刷し、紫外線(UV)を当ててインクを早く乾かす「UV印刷」は、インクが短時間で乾くため断裁など後加工を行うリードタイムを少なくできる利点があり、さまざまな印刷物の製作に使われている。そのUV印刷を支えているメーカーが、大阪府和泉市のテクノロールだ。同社が開発したUV印刷用ロール「トラスト」シリーズは、日本国内で高いシェアを持ち、アジアや米国、欧州などでも広く使われている。西脇宏社長は、モノづくりポリシーについて「お客さんの話をよく聞くこと。こだわった商品しか作らないこと」と、おだやかに笑う。今年が創業30周年。節目の年を迎えている。
 同社のビジネスの強みは、積極的な海外展開にある。もともとサラリーマンとして海外を飛び回っていた西脇社長は「技術向上のためには日本市場だけでなく、海外の技術を学ばなければいけない」という考えがあった。それゆえ1980年にテクノロールを設立してからも、海外企業との交流を積極的に進めてきた。お互いの商品をそれぞれの国で製造・販売し合うクロスライセンス契約も各国の印刷用ロールメーカーと結んでいる。西脇社長は海外企業との交流について「売り上げだけでなく、技術ネットワークの構築が最大の目的」と力を込める。

高品質ロール

 同社ロール製品の代表選手と言えるのがUV印刷用ロール「トラスト」シリーズだ。素材にはウレタン系樹脂を使い、きめ細かく高画質な印刷を実現。紙印刷以外にもフィルム印刷や金属印刷に使用できるなど、汎用性が高い。西脇社長が「水なしUV印刷用印刷機を作るメーカーから、ほかのメーカーのロールだと満足な印刷ができないと言われたこともある」と語るように、印刷機メーカーの信頼も厚い。89年の発売以来、数回のバージョンアップを重ねている。クロスライセンス契約により台湾、中国、韓国、タイ、インドネシア、インド、豪州、ニュージーランド、米国、カナダ、ドイツで製造・販売している。今後は欧州市場での拡販と、ロシアや南米などBRICs諸国でのライセンシー獲得が目標だ。「欧州は印刷技術発祥の地であり、販売エリアも広く拡販に期待が持てる。BRICs諸国は今後の投資ニーズが多く見込めるため、新たなユーザー獲得が期待できる」(同)と話す。
 創業30周年の今年、西脇社長はテクノロールの社長から引退する方針を固めている。「あまり頑張りすぎると若い者に煙たがられる」と笑う西脇社長。部下に社長業を任せ、自分は印刷用ロール以外の新たなビジネスに挑戦するという。西脇社長は「いつまでも自分の仕事にこだわりを持ち続けたい」と真っすぐなひとみで熱く語る。その視線は既に、次のステージへ向けられている。

テクノロールの製品群

テクノロールの製品群

Onepoint

手厚い福利厚生が社員のやる気引き出す

 手厚い福利厚生も、同社の特徴だ。売り上げに応じて支給する臨時ボーナスや社員総出の慰安旅行など、大企業と比べても決して見劣りしない。また同社独特の制度に「特別連休制度」がある。これは年に1回社員全員に5日間の連休と7万円の手当を支給するもの。有給があってもまとめて取るのは気が引ける、という社員の気持ちをくんだ制度だ。サラリーマン出身の西脇社長だからこそ思いついた手厚い福利厚生が、社員のやる気を引き出し、元気な中小企業を生み出している。


掲載日:2010年2月17日

大阪府 製造業

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