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元気印中小企業


新規開拓に挑む [精英堂印刷]

鈴木高明社長

鈴木高明社長

会社名 精英堂印刷(株)
代表者 鈴木高明社長
業種 印刷業
所在地 山形県米沢市八幡原1-1-16
電話 0238-28-2211

環境を守る

 「環境に配慮した印刷物の提案など、新しい印刷の表現に取り組んできている。やるべきことをやっていくことが大事だ」。精英堂印刷の鈴木高明社長は“環境”と“技術”をキーワードに新規開拓に力を入れている。1915年(大4年)創業の同社は、デザインからパッケージなどの各種印刷、製品加工まで一貫生産を山形県米沢市の八幡原中核工業団地内に立地する本社工場で行っている。近年は印刷工程に水を使わない水なし印刷による環境に配慮した印刷を進めている。こうした取り組みは外部からも注目され、今年9月には日本印刷産業環境優良工場表彰制度による「経済産業大臣賞」も受賞した。環境管理の向上が経営全体の効率化に寄与する体制を構築している。
 同社は国内でいち早くパッケージ向けの水なし印刷機を導入。それまで蓄積した印刷ノウハウに独自の工夫などを重ねて水なし印刷技術を磨いてきた。一般的なオフセット印刷は、水と油との反発作用を利用して紙にインクを転写する水を使った印刷方式を採用。その際にはアルコールや石油系の薬品などが添加され、廃液の処理問題が生じる。
 精英堂印刷の印刷機は刷版表面のシリコンゴム層がインクをはじく水なし印刷方式が主力で、有害な廃液を抑える利点がある。現在同社では「80%以上が水なし印刷で対応」(鈴木社長)。環境配慮を意識した新規の顧客からは、ほとんどが水なし印刷を指定してくるという。環境優位性のある製品を提供できるのが精英堂印刷のセールスポイントでもある。すでに環境経営に力を入れる大手メーカーなどに対して、環境に配慮した印刷物の提案も始めた。納入品となるラベルやパッケージなどの印刷物について二酸化炭素(CO2)排出量などの環境情報を提供している。

新たな技術を追求

 「新規開拓には環境配慮とともに印刷技術の向上が欠かせない。コンテストへの出品などで外部評価を高めるとともに社員のモチベーションを高めている。全日本シール印刷協同組合連合会が実施した第19回全日本シール・ラベルコンテストでは、最高賞となる「経済産業大臣賞」を10月に受賞した。同社の最高賞受賞は2年連続3回目となる。今回の作品は「夢飛行」。細部をより高精細に表現する独自の手法や裏面から圧力を加える浮き出し加工などを用いて飛行機が飛び出てくる動きのある様子などを表現した。同社は毎年新たな手法に挑戦することで、自社の技術力を高めている。
 世界同時不況の影響を受け、印刷業界も厳しい状況にある。今後の展開について鈴木社長は「個人により直結した内需関連のユーザーを開拓していく」としている。具体的には食品、薬品、化粧品などのメーカーに対して取引の拡大を目指す方針だ。環境情報の提供とともに新しい印刷の表現を追求し、新規開拓に挑む。

JR水なし印刷機/

水なし印刷機

Onepoint

環境の時代

 温室効果ガスの排出量を2020年までに90年比25%削減する中期目標を打ち出した鳩山政権。二酸化炭素(CO2)削減の策について、各方面でさまざまな議論が行われている。精英堂印刷ではCO2排出量の「見える化」の一手段である「カーボンフットプリント」制度の動向にも目を向ける。これまで経済産業省の支援制度(08年度事業)を活用し、専門家の指導などを受けて、印刷物における環境情報の提案を行う体制を整えてきた。今後、発注先からはCO2排出量の算定など環境情報の提供が一段と求められる見通し。新規開拓の好機でもある。


掲載日:2009年12月24日

山形県製造業

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