本文とサイドメニューへジャンプするためのナビゲーションスキップです。

スタートアップガイド

J-Net21 中小企業ビジネス支援サイト

  • J-Net21とは
  • スタートアップガイド
中小機構
  • メルマガ登録
  • RSS一覧
  • お問い合わせ

HOME > 経営をよくする > 元気印中小企業

元気印中小企業


開発に力を注ぐ非鉄溶接材料メーカー [日本ウエルディング・ロッド]

山崎達彦社長

山崎達彦社長

会社名 日本ウエルディング・ロッド(株)
代表者 山崎達彦社長
業種 非鉄溶接材料の製造販売、粉体・関連機器の開発販売と受託加工
所在地 東京都中央区銀座1-13-8
電話 03-3563-5173

ステンレスの用途拡大を目指す

 日本ウエルディング・ロッドは、ステンレスやニッケル合金など非鉄溶接材料の製造販売などを手がけている。景気悪化にあえぐ企業が多いなか「溶接材料はモノづくりの現場に必要。新しい機械向けの案件は減っても、補強材としての需要がある」(山崎達彦社長)と気を吐く。
 同社は創業以来、ステンレスなどの特殊鋼に特化した事業展開をしている。ステンレスは鉄に比べると高価だがさびにくい。「安全・安心に対する世の中の目が厳しくなるほど、薬品や食品などの分野などで出番が増える。雨や地震に強いうえに、軽量なため橋や住宅などへの需要拡大も見込める。あらゆる分野に用途を広げたい」(同)と期待を込める。多くの業種をターゲットに取り込むことで、リスクを分散する狙いもある。
 共同開発にも積極的だ。昨年は物質・材料研究機構(NIMS)と自動車や液化天然ガス(LNG)タンク溶接に適した「多層断面構造ワイヤ」の製造技術を開発したほか、東北発電工業(仙台市青葉区)や名古屋大学などと火力発電の効率化を目指して石炭灰が付きにくい溶射用ワイヤの開発にも成功した。「企業が生き残るためには、大学や企業などから新しい情報が持ち込まれた際にきちんとつかむことが必要」と山崎社長は語る。

品質管理を強化

 現在注力しているのが原子力発電向け溶接棒だ。ほかの用途以上に高い安全性が必要となる。今までに同社製品が原因の事故が起きたことはなく、信頼と新たな取引につながっている。日本企業が海外の原発建設を受注するケースが増えており、「来年以降忙しくなることを想定し、品質を一段と厳しくチェックする」(同)と気を引き締める。
 売り上げの約3割を輸出関連が占めるため、最近の円高は悩みの種だ。「価格も品質も高いのが当社製品の特徴。円高が進むと導入できる企業が限られてしまう」(同)。しかし「輸出が苦しい時期にこそ、これから発展が見込める国に種をまいておきたい」とインドや東南アジアなどへの市場拡大にむけ計画を練っている。
 今後のテーマの一つが環境対策。溶接では表面をなめらかにするために二酸化炭素(CO2)を使うことが多い。昨年、CO2の代わりに純アルゴンガスを用いても作業の妨げとなる化学反応が起きない溶接材を開発。メーカーからの引き合いが増えている。CO2排出量削減が産業界の課題となるなか、「先に手を打った」と山崎社長は胸を張る。

日本ウエルディング・ロッドの溶接材料群/

日本ウエルディング・ロッドの溶接材料群

Onepoint

時代の変化に対応

 同社のキーワードとなるのが「変化」。山崎社長はダーウィンの「この世に生き残るのは強い動物や頭の良い生物ではなく、変化に対応できる生物」との言葉を引用する。「営業担当者も単なる注文取りになってはいけない。相手企業の今後の方針や課題など『変化』を聞き取れる人材になってほしい」と期待を掛ける。「当社内も新しい体質にしないといけない」との意気込みのもと、営業本部長を中心に同行訪問などを実施。社員教育に重点的に取り組んでいる。


掲載日:2009年12月 2日

東京都製造業

最近の記事


このページの先頭へ