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元気印中小企業


熱システムとセンサの製造に注力 [ワッティー]

百村賢司社長

百村賢司社長

会社名 ワッティー(株)
代表者 百村賢司社長
業種 熱システムやセンサの製造、防災機器などの販売
所在地 東京都品川区西五反田7-18-2
電話 03-3779-1001

感動を追求し方向転換

 ワッティーは熱システムとセンサーの開発、製造販売を2本柱に掲げる。前身である京浜測器の設立は1968年。翌年に防災機器の卸業務を始め、約30年間は商社業務が主だった。一方で百村賢司社長はもどかしさを感じていた。「製品を売るだけでなく、もっとお客さまと感動を共有できる仕事がしたい」。
 そこで打ち出したのが、各種精密機器で使うヒートユニットや、液体の水位を検知するセンサなどを扱うメーカーへの方向転換。半導体製造装置向け機器を製造していた子会社を07年に吸収合併し、社名も電力単位のワット(watt)とセンサーで測る液体の代表格である水(water)をイメージできる「ワッティー」に改めた。大胆な決断に見えるが、百村社長は「もともと扱っていた商品だったから、熱システムやセンサーのことはよく分かっていた」という。
 半導体などの装置用の産業用ヒーターでは、熱板上の温度が均一である必要がある。同社はアルミなどの金属やセラミックスの材質を研究することで、高い精度を実現した。「お客さまに『品質が安定している』とほめられると有り難い。この感動は商社機能だけでは得られなかった」と百村社長は満足げに語る。
 今も売り上げの7割は商社部門が占め、防災・防犯機器や情報機器の販売事業も順調だという。しかし「将来のためには製造業に力を入れたい」と方針を貫く。

新工場建設で飛躍狙う

 11月には神奈川県相模原市に新工場が完成する。約15億円を投資して相模原の技術センターと厚木市の事業所を一元化し、敷地面積も現状の3倍の約3300平方メートルに広げる。百村社長は「本来は不況でうつむいているべき時期だけど」と苦笑しつつも「今の状態をしのげば、メーカーとして発展する基礎になる」と期待を込める。
 特徴はクラス100-1000のクリーンルームがある点。熱システム事業部では半導体装置向けクリーンルーム仕様の特殊ガス配管の設計製造を手掛けている。半導体製造装置では特殊なガスを使うが、その供給システムの配管内はできるだけ清潔である必要がある。「熱システムの同業他社でクリーンルームを整備している企業は少ないのでは。『とりあえず温めることができる』のではなく、他社と差別化して高レベルな製品を作りたい」と百村社長は自信を見せる。

ガス加熱用ヒートエクスチェンジャー

ガス加熱用ヒートエクスチェンジャー

Onepoint

工夫でノウハウ不足補う

 試作品開発などに積極的に挑む技術力とアイデア、「決めたことは何が何でもやる」(百村社長)との意気込みが同社の成長を支える。
 ノウハウ不足などのハンディはシミュレーションソフトの活用などの工夫でカバー。目先の利益を追い求めるのではなく、「感動を与えられるメーカー」(百村社長)をめざし、地に足をつけたモノづくりにまい進している。


掲載日:2009年11月 4日

東京都製造業

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